もくじ

ビッグコミックで連載が始まった「颯汰の国」の最新話となる6話のネタバレを紹介していきます。

2019年4月25日発売された9号に掲載されました。

江戸時代初期。徳川盤石の世に進みゆく時代の影で、改易という憂き目に遭いながらも、敢然と幕府に立ち向かい、同志たちと独立国家ともいえる自由の領地(くに)を勝ち取った男がいた!!
物心ついたときに両親は亡く、寺の和尚に育てられた颯汰は、時が経ち、剣の腕が立つ青年へと成長する。
一緒に育った友たちとともに青春を謳歌していた颯汰の運命は、ある日、領地の改易という事態で一変する。
幕府の大いなる力の前に、颯汰はどう立ち向かうのか…!?
『あずみ』、『おーい!竜馬』の小山ゆう、渾身の歴史スペクタクル活劇!!


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颯汰の国【6話】ネタバレ!最新話「奪還」

 

颯汰の国ネタバレ

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6話「奪還」

 

琴姫が横山家の軍勢に拉致された。それを聞いた颯汰は、馬を飛ばし、姫の奪還に向かったが、横山家の軍勢は思った以上に多い。

 

しかも、刀槍を持ち鎧まで身に着けている。

 

颯汰は今まで一度も刀で敵に向かった実戦の経験はない。どう戦えばよいのか?しかし、迷っている時間はない。

 

軍勢に向かって、木刀一本で突進した。

 

相手は刀を抜き、槍を構えて向かって来る。木刀で膝を打つガツン、すねを打つビシッ、籠手を打つバシッ、面を打つガンッ!!

 

胴は打たない。

 

打ったところで鎧にはじかれてこちらが傷を負うだけだ。

 

次々に相手を倒していく。

 

敵は叫ぶ。斬れっ!!相手はたった一人だ。

 

あっという間に姫の閉じ込められている駕籠にたどり着いた。敵を制しながら、姫の戒めを解く。敵の隊長が叫んだ。

 

姫を傷つけるな!!

 

姫の体に傷をつけることは許さん!!

 

姫はそれを聞いて、それを利用しようと、大手を広げて颯汰の後ろに立ち颯汰を庇う。

 

敵は槍で颯汰を突こうとするが、隊長は槍も許さない。もし姫の体に少しでも傷を付けたら、横山の殿にどれほどの仕打ちを受けるかわかったものではない。

 

 

もしかすると死罪かもしれない。その恐れが敵をひるませた。

 

姫と颯汰を取り巻きながらも、攻撃は出来ない。

 



 

二人はそれを見て馬に乗り込む。敵は今度は姫を落馬させることを恐れた。

 

手出しできずに馬に乗った二人を通すしかない。

 

隊長は悔しがる。何たることだ!!

 

相手はたった一人で、しかも木刀一本だ!!

 

 

それに蹴散らされて姫を奪われた。

 

殿に何と申し開きをすればよいのか?

 

どれほどの罰を受けるのか?

 

 

颯汰は姫を馬に乗せて帰り道を急いだ。

 

 

なんと幸運だったことか。まさかこれほどうまく行くとは思わなかった。隊長の、姫を傷つけるな、の一言がうまく行った最大の要因だ。

 

そこへ遅ればせながら古賀が駆けつけてきた。騒ぎが大きくなることを恐れている。もし颯汰が敵を何人か切っていれば横山は必ず復讐戦を仕掛けてくるだろう。

 

そうなればただでは済まない。しかし話を聞いて安堵した。木刀一本で闘い、誰も斬っていない。それなら何とかなるかもしれない。

颯汰の国【6話】ネタバレ!最新話の感想

 

颯汰は姫を奪還した。

 

これほどうまく行くとは思っていなかったが、10人以上の敵を相手にしてキズも負わず、相手を切り殺すこともなかった。

 

今まで人を切ったこともないし、斬りたくもない。

 

出来ればこれからもずっとそれを守りたい。しかし、あの厚かましく、傍若無人な横山宗長がこのまま済ますとは思えない。

 

しかし、事を大事にすれば大勢の部下を木刀一本で蹴散らされたと言う、武士にとっての恥を徳川家や他の藩にもさらすことになる。

 

どんなことを仕掛けてくるだろう?どんな戦いを強いられるのだろう?