もくじ
ビッグコミックで連載が始まった「颯汰の国」の最新話となる7話のネタバレを紹介していきます。
2019年5月10日発売された10号に掲載されました。
江戸時代初期。徳川盤石の世に進みゆく時代の影で、改易という憂き目に遭いながらも、敢然と幕府に立ち向かい、同志たちと独立国家ともいえる自由の領地(くに)を勝ち取った男がいた!!
物心ついたときに両親は亡く、寺の和尚に育てられた颯汰は、時が経ち、剣の腕が立つ青年へと成長する。
一緒に育った友たちとともに青春を謳歌していた颯汰の運命は、ある日、領地の改易という事態で一変する。
幕府の大いなる力の前に、颯汰はどう立ち向かうのか…!?
『あずみ』、『おーい!竜馬』の小山ゆう、渾身の歴史スペクタクル活劇!!
颯汰の国【7話】ネタバレ!最新話「秘められた計画」
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颯汰の国 7話「秘められた計画」
琴姫を城に迎えるために、隊長以下20名以上の兵隊を繰り出したが、たった1名の若者にそれを邪魔された。
しかも、相手は木刀一本で兵を次々と打ち伏せ、馬に乗って琴姫と逃亡した。
主君は切腹させ、城を占領した。
あとは琴姫を手に入れれば、すべてが完成で、計画通りに行くはずだった。
それが一番大事な最後の仕上げになって、横から予想外の邪魔が入った。
横山宗長は怒りが収まらない。
「琴姫を探し出せ~っ!!その木刀の若造は何者だ。見つけ出せ~っ!!」とカンカンである。
その頃、颯汰の家である佐々木家では、古賀の計画のもと、着々と琴姫の脱出計画が進められていた。
古賀はこれぞと言う人には手紙を書き、直接訪問して計画を話し、その計画に加わるように説得した。
しかし、各々には家族があり、事情もあり、全ての必要な人が加わることはできないかもしれない。颯汰の育ての親である両親も計画に同行したかった。
しかし古賀は危険な道中になることが想定されるため参加を許さなかったが、両親の生きがいが颯汰だけである事を訴えられ、颯汰からも是非とも、と頼まれていたこともあって、特別に二人だけに参加を許した。
颯汰もそれを聞き、これでなんの心残りもなく姫のお供をできると喜んだ。
琴姫は颯汰の母である“たえ”に長い髪を切ってくれと頼んだ。
この先、男姿で立ち居振る舞いするつもりで、そのためには長い髪は邪魔である。また、切った髪を大事な計画に使うつもりもある。
実は古賀は殿に姫と若君を救うための計画を話し、殿から姫と若の将来を古賀に託すと言われていた。
殿の最後の頼みを実現するためにもこの計画だけは何としても、成功させなければならない。
翌日、颯汰の親友である原太蔵、小林清二郎、小田城次郎の三人がお供に加わりたいと言ってやってきた。
子供のころから、一緒に遊んだ三人が加わってくれた事は、颯汰にとっても非常に心強い。
そこに古賀が戻ってきた。
一晩掛けていろいろな人の所を訪れてきた。
みんなお供をしたい気持ちは一緒で、例の峠で合流することになっているが、それぞれ事情を抱えており、何人が合流できるかはわからない。
いずれにせよ、いよいよ今宵出立する。
颯汰の国【7話】ネタバレ!最新話の感想
計画の詳細はいまだ不明だが、いよいよ出立の夜が来た。追っ手の目をくらますために、琴姫の切った黒髪を崖に残し、遺書も添えた。
これで少しは時間稼ぎになるはずだ。
幼馴染の3人も加わってくれたし、育ててくれた両親の参加も許された。
お世話になった道場の近藤先生も、子煩悩でありながら子供たちと別れる決心をして、参加してくれた。心強い仲間はすべてそろった。
あとは古賀が立案し、亡き殿が古賀に託した姫と若君の将来を見据えて、計画を着実に実行するだけだ。横山の追っ手もいずれ来ると思われるが負けるな颯汰!!