もくじ
ビッグコミックで連載中の「颯汰の国」
最新話となる21話のネタバレを紹介していきます。
2019年12月10日発売された24号に掲載されました。
江戸時代初期。徳川盤石の世に進みゆく時代の影で、改易という憂き目に遭いながらも、敢然と幕府に立ち向かい、同志たちと独立国家ともいえる自由の領地(くに)を勝ち取った男がいた!!
物心ついたときに両親は亡く、寺の和尚に育てられた颯汰は、時が経ち、剣の腕が立つ青年へと成長する。
一緒に育った友たちとともに青春を謳歌していた颯汰の運命は、ある日、領地の改易という事態で一変する。
幕府の大いなる力の前に、颯汰はどう立ち向かうのか…!?
『あずみ』、『おーい!竜馬』の小山ゆう、渾身の歴史スペクタクル活劇!!
颯汰の国【21話】ネタバレ!最新話「迎撃の策」
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颯汰の国 21話「迎撃の策」
宗長が派遣した兵隊は70人、颯汰の仲間は10人だ。
なんとしても敵の大将を倒すという、この奇襲を成功させねばならない。颯汰は待ち伏せていた木から飛び降り、一瞬のうちに敵の首を刺し、落馬させた。
次にもう一人の離れた敵に向かって走る。
幸い、敵の兵は奇襲に対応できず、慌てながら槍を繰り出している。
絶対失敗はできない。
一撃で倒す!!
敵の侍も奇襲を見て反撃した。
馬上で刀を抜いて颯汰に斬り下ろす。しかし、颯汰はその刀を左の鎧で受け、右手の刀で首を討つ。
うまくいった!!敵の侍は首を刺され、のけぞりながら馬から落ちた。
それを見て颯汰は、走り出した。すぐにこの場を離れなければならない。
敵の兵隊は大慌てである。
弓を引き絞って、背中を討とうとするが、事前に準備した背中よろいが、うまく矢を防いでくれる。隠してつないであった馬のところまで、颯汰はたどり着いた。
やったぞ!!
奇襲は大成功だ!!
颯汰は仲間と合流するために馬で戻ったが、仲間も大喜びである。
颯汰が敵の大将を倒したことで、どれほどみんなが戦いやすくなることか。敵は統制も取れず、右往左往することになるだろう。
敵は侍大将二人を討ち取られ、そのまま城へ帰れば宗長の仕打ちが目に見えるようで、帰るわけにもいかず、一応村を目指して進軍した。
しかし、そこには準備万端の颯汰の仲間たちがいた。
村への道を行くと、分かれ道に出るが、片一方は仕掛けがあり進むことができない。やむを得ず一方の道を進むと、突然横から鉄砲を撃ち込まれた。
兵隊は大慌てで対応しようと焦っているが、そこへ今度は矢が降ってきた。
颯汰たちは離れたところから、鉄砲や弓矢を放っているから、兵隊たちの槍は届かない。攻められる一方である。
何とか敵がいたところにたどり着いたが、そこは既にもぬけの殻で誰もいない。
兵隊は疑心暗鬼になってきた。敵がどこにいるかもわからないのに、どう戦えというのか。しかし殿の宗長の命令は代官屋敷を占拠しろとのことだ。
やむを得ず、気を取り直して代官屋敷への道を進むと、今度は崖の間の道になった。さすがに、今度は裏をかこうと思ったが、颯汰たちの方が上手だった。
さんざんやられてとうとう兵隊は城へ帰り出した。
颯汰の国【21話】ネタバレ!最新話の感想
颯汰たちは事前の計画通り、敵の大将を倒し、兵隊を誘導した道に誘きこみ、次々と倒していった。味方の被害はゼロであり、今のところはすべて順調に進んでいる。
村人も戦うことはできないが、鉄砲の火薬や弾込めに協力してくれて、一緒に戦ってくれている。唯一の懸念は、琴姫のことである。
颯汰たちが気付かない間に、3人の忍者が村に入り込んでいた。その目的は琴姫の拉致である。もちろん、武士が付き添ってはいるが、すきを狙って姫を拉致しようとしている。
果たして姫を守り切ることができるのか?