もくじ

 

ビッグコミックで連載中の「颯汰の国」

最新話となる12話のネタバレを紹介していきます。

 

2019年7月25日発売された15号に掲載されました。

江戸時代初期。徳川盤石の世に進みゆく時代の影で、改易という憂き目に遭いながらも、敢然と幕府に立ち向かい、同志たちと独立国家ともいえる自由の領地(くに)を勝ち取った男がいた!!
物心ついたときに両親は亡く、寺の和尚に育てられた颯汰は、時が経ち、剣の腕が立つ青年へと成長する。
一緒に育った友たちとともに青春を謳歌していた颯汰の運命は、ある日、領地の改易という事態で一変する。
幕府の大いなる力の前に、颯汰はどう立ち向かうのか…!?
『あずみ』、『おーい!竜馬』の小山ゆう、渾身の歴史スペクタクル活劇!!


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颯汰の国【12話】ネタバレ!最新話「母子の命運」

 

颯汰の国ネタバレ

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颯汰の国 12話「母子の命運」

 

和尚が語り出した、颯太の身の上は驚くべきものであった。

 

なんと颯汰は家康のご落胤だったのだ。

 

 

やはり血はいろいろな才能を引き継ぐのか。

 

 

ふえは曲芸をするほど、子供のころから運動神経が発達していたし、家康は年月をかけて天下統一をなし、江戸時代が長く続く礎を築いた。

 

 

颯太はその才能の良いとこばかりを引き継いだと言うことなのだろうか?家康の元から逃げてきたふえを、和尚はかくまうことにした。

 

 

しばらくは平穏な日々が続き、ふえが子供の頃のような明るさと活発さを取り戻した。そして、寺にも以前はなかったような、笑い声が絶えることがない日常生活が訪れた。

 

 

しかし、ある日とうとう家康の腹心の部下が寺を訪れた。

 

 

金地院崇伝が、颯太のことを徳川に災いをもたらす子だと言ったことから、颯太の命を絶ちに来たのだ。

 

 

侍も赤子の命など絶ちたくはないが、命ぜられた使命であり、それを果たさないと帰れないのだ。しかし、ふえも必至である。

 

 

 

あっという間に侍の懐に飛び込み、刀を奪って抵抗した。

 



 

明らかにふえの方が腕が立ったが、なんと不運なことだろう、二人が倒れ込んだ拍子に侍の刀が、ふえの胸元を貫いた。

 

 

あっけなく死んでしまったふえを見て、和尚も侍も動揺したが、侍は颯太に近寄ろうとする。どうしても使命を果たさなくてはならないのだ。

 

 

和尚は颯太を守りながら、機転を利かして死んだ赤ん坊の遺体を侍に渡した。

 

 

これで侍も国に帰ることができる。

 

 

無理に赤子の命を奪う必要などないのだ。

 

 

この顛末は颯太には伝わっていない。和尚が考えているのは、颯太が結婚して子供ができたときに初めて、颯太の母親のことを詳しく話してやるつもりだった。

 

 

ふえは本当に幸の薄い人間であった。

 

 

子供の頃に両親に死なれ、親戚には曲芸師に売り飛ばされ、そして赤子の颯太を残したまま、颯太の目の前で命を失ってしまった。

 

 

颯太が立派な大人になって、ふえのことを理解できるようになったときにこそ、話すべきことであるように思う。

 

 

颯太は18歳になった。

 

 

颯太の運命も騒がしいものがある。

 

 

和尚と暮らしていた生活から、養子にもらわれ、そして平和であった国を奪われて、隣国の代官を追い出すようなことをしなくてはならなかった。

 

 

無事代官たちを追い出し、領民たちにも喜んで受け入れられたが、国作りはこれからである。いずれ幕府も気がついて、年貢や役を押しつけて来るに違いないが、どのように対応するかである。

 

また、颯太のことをふえの子供だと気がつかなければ良いが。

 

颯汰の国【12話】こんなお話でした。

 

和尚が颯太の養子先の両親に、初めて颯太の生い立ちを語った。明るく活発なふえはこの村で育ち、運動神経も抜群に発達した子供であった。

 

ふえは徳川家康の子供を身ごもって、颯太を産んだが、颯太は徳川幕府に仇をなす子だと言われ、命を奪われるところであった。なんとか逃れ、この寺に逃げてきたふえであったが、刺客が颯太の命を奪いに来て、その刺客と戦ううちに不運にも命を落としてしまった。

颯太はまだ自分の母親のことも、父親のことも知らずに育ってきた。

 

颯汰の国【12話】ネタバレ!最新話の感想

 

 

るべき人間であるはずだ。しかし、金地院崇伝の言葉によって、幕府に仇なすものとして命を狙われる羽目になった。

 

和尚の機転によって、今は家康との関係も、ふえの子供であることも隠されたままであるが、いずれそれが表に出るかもしれない。

 

しかも、今は幕府にまさに仇なす人間である。いろいろの障害や困難が待ち受けていることが予想できるが、それらを颯太は乗り越えていくことができるのだろうか?