もくじ

ビッグコミックで連載が始まった「颯汰の国」の最新話となる3話のネタバレを紹介していきます。

2019年3月10日発売された6号に掲載されました。

江戸時代初期。徳川盤石の世に進みゆく時代の影で、改易という憂き目に遭いながらも、敢然と幕府に立ち向かい、同志たちと独立国家ともいえる自由の領地(くに)を勝ち取った男がいた!!
物心ついたときに両親は亡く、寺の和尚に育てられた颯汰は、時が経ち、剣の腕が立つ青年へと成長する。
一緒に育った友たちとともに青春を謳歌していた颯汰の運命は、ある日、領地の改易という事態で一変する。
幕府の大いなる力の前に、颯汰はどう立ち向かうのか…!?
『あずみ』、『おーい!竜馬』の小山ゆう、渾身の歴史スペクタクル活劇!!


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颯汰の国【3話】ネタバレ!最新話「改易」

颯汰の国ネタバレ

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3話「改易」

近藤道場と間宮道場の対抗戦を勝利のうちに終え、喜びをかみしめている颯汰達のもとに同藩の井上氏が来た。我々の国に幕府から改易の沙汰が下った。

 

この国はお取りつぶしとなる と言う。わが領地の金鉱脈は掘りつくして枯渇したと思っていたが、新たに別の鉱脈が見つかった。

 

それを幕府に報告しなかったのは、許しがたく謀反の疑いがあると言うのだ。領地を没収されると言う事は、城もすべての屋敷も、この道場も明け渡して、我々はこの国から出て行かなければならないのだ。

 

多分、金鉱脈を報告しなかった事を理由にしているが、本当のところは別にあり、駿河に近くて、豊かなこの国を没収して、家康の子供か娘婿に与えたいと言うのが本音だろう。

 

こんな理不尽なことで、わが殿は切腹しなければならないのか。と城内では激しい議論が巻き起こる。

 

殿は一族の身の振り方を考えなければならず、奥方のお絹に尼寺に入ることを指示した。

 

そして子供の琴姫と若君の崚太郎には、お前たちだけは何としても暮らしていける手立てを考えると言い渡した。

 

一方城下では近藤道場の若者中心に、血気盛んな議論が起こっている。

 

 



 

明け渡しにやってくる兵どもととことん闘い、命を散らしてもこの理不尽な沙汰に対する、俺たちの無念さと意地を見せつけるべきだ!!

 

いや絶対勝ち目はなく、皆殺しにされる!!

 

 

そんなことは承知の上で、武士の意地を男の意地を見せるのだ!!

 

みんなは颯汰の意見を求める。う~ん!しかしなぁ。まだ決断をするには早すぎると思う。みんな今は気が動転しているので、もう少し冷静になるまで決断するのは待つべきだと思う。

 

 

それに腹も減ってきたし。

腹が減ったの答えで、皆は気が抜け、解散となった。颯汰は思う、

 

ことあれば大きな働きをと言った姫の願いは、負けが明らかな戦いで腕を振るう事ではないと思うと。今回の幕府が命じた改易に対して、藩が素直に従うか。抵抗する者はいないか。

 

居れば打ち取り、切腹した殿の首を幕府に届ける役が必要で、その役を自ら願い出たのが、近隣大名の中でも特に功名心の強い横山宗長であった。

颯汰の国【3話】ネタバレ!最新話「改易」

突然の改易の報だった。寝耳に水であるが、この幕府の命は、変更されることもなければ、中止されることもない。

 

今までにも多くの大名が理不尽な理由で取りつぶされてきた。幕府は隠密を送り、情報を収集させて、どのような事でも理屈をつけて取り潰してきた。

 

大名が大きくなり、幕府に謀反を起こさないように支配しているのだ。折角平和に暮らしてきた人々が、突然嵐に巻き込まれた。

 

颯汰達には何ができるのか。琴姫を守り切れるのか。颯汰の出自は徳川とゆかりがあるはずだが、果たしてどのように進むのか。