もくじ

 

ビッグコミックで連載中の「颯汰の国」

最新話となる16話のネタバレを紹介していきます。

 

2019年9月25日発売された19号に掲載されました。

江戸時代初期。徳川盤石の世に進みゆく時代の影で、改易という憂き目に遭いながらも、敢然と幕府に立ち向かい、同志たちと独立国家ともいえる自由の領地(くに)を勝ち取った男がいた!!
物心ついたときに両親は亡く、寺の和尚に育てられた颯汰は、時が経ち、剣の腕が立つ青年へと成長する。
一緒に育った友たちとともに青春を謳歌していた颯汰の運命は、ある日、領地の改易という事態で一変する。
幕府の大いなる力の前に、颯汰はどう立ち向かうのか…!?
『あずみ』、『おーい!竜馬』の小山ゆう、渾身の歴史スペクタクル活劇!!


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颯汰の国【16話】ネタバレ!最新話「命のやり取り」

 

颯汰の国ネタバレ

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颯汰の国 16話「命のやり取り」

 

古賀が牢人達の本心を聞いたとき、一人の牢人が答えた。

 

「茶番は終わりにしようではないか!!」そう言って、手元にあった刀を引き寄せ、抜こうとしたとき古賀がいち早くその牢人のもとに切り込んだ。

 

見事な動きと素早い太刀裁きで切り付けられ、牢人は刀を抜くこともできずに、唐竹割に倒れた。近藤先生も一人を切り倒す。牢人の発言で、いよいよ命のやり取りが始まってしまった。

 

 

牢人達は慌てて庭に飛び出すが、そこにも颯汰の仲間が待ち構えていた。

 

 

しかし、待ち構えていた颯汰の仲間たちは、まだ若く人を切ったこともない。

 

 

牢人達はそれを見越して

「小僧ども覚悟!!」と標的にして向かっていった。

 

 

若者3人は刀を構えて、気合を入れているが、いかんせん掛け声ばかりで、及び腰である。それを見かねて仲間が弓矢で若者たちをカバーした。

 

 

颯汰も待ち構えていたが、刀を抜くことができず、近藤先生の「颯汰!!刀を抜け!!」の声で、やっと抜くことができた。

 



 

しかし、一人の牢人が颯汰に切りかかってきた。

 

颯汰は刀を受けたが、牢人の勢いに負け後ろに倒れこんでしまった。ここぞとばかりに、牢人が打ち込んでくる。

 

 

その刀をよけると同時に、自分の刀を横に払ったが、見事に牢人の腹を切り裂いた。

 

生まれて初めて人を切ってしまった。

 

しかし、感傷に浸っている間はなかった。

 

近藤先生が切り付けられ、腕から血が噴き出している。

 

 

思わず颯汰は、ウオーッ!!と大声を出しながら、近藤先生の助太刀に駆け付けた。

 

 

まず一人を袈裟懸けに切りつけ、倒した。

 

 

さらにもう一人は、相手の刀の下をくぐり、腹を切り裂いた。そしてその勢いのまま、もう一人を唐竹割に討ち、切り倒した。

 

どの牢人とも、刀を構えて対峙していることは、全くなかった。

 

 

颯汰の俊敏な行動のまま、飛び、潜り、はねて、その動きの中で敵を倒した。まさに戦場での働きをほうふつとさせるような、動きと太刀裁きであった。

 

颯汰の母親の素晴らしい運動神経を引継ぎ、自然と体得した動きであった。結局、颯汰は4人を倒し、11人いた牢人全員を倒したことになる。

 

本当は一人でも、二人でも仲間に入って欲しかったのだが。

颯汰の国【16話】ネタバレ!最新話の感想

 

颯汰が倒した牢人の一人は、颯汰たちの考え方に共感していた。颯汰たちと同じように、幕府に無理やりの改易を言い渡され、苦労したのだろう。ぜひとも幕府に一泡も二泡も吹かせてやってくれと言い残して、死んでいった。

 

やはり、牢人の中にも共感してくれる人間はいたのだ。もっとじっくりと話し合って、本音を引き出すべきだったのかもしれない。しかし、口火を切ったのは牢人達だ。一人の暴走に全員が引きずられ、刀を抜いてしまった。颯汰も震えが収まらない。

初めて人を切った。しかも4人もだ。しかし。これからもっと人を切ることになるかもしれない。