もくじ
週刊少年サンデーで連載中の「第九の波濤」
2019年6月12日に発売された28号に掲載された
最新話95話を読んだので感想や内容の
ネタバレを紹介していきます。
作者:草場道輝
SNS依存症気味の都会っ子だった海老原湊は、長崎の女の子・凪子に一目惚れしたのがきっかけで長崎大学水産学部に入学。一学期にはカッター船の操船訓練や、救命訓練、ロープワーク…洋上で必要な技術・体術を徹底的に仕込まれる。養殖業者のもとで夏休みのバイトをこなし、秋の学祭を迎えるころには、もやしっ子だった湊に少しずつたくましさも見えてきて…!?
長崎の海風が、やさしく厳しくイマドキ男子を変えていく。海洋浪漫キャンパスデイズ!
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第九の波濤【95話】最新話のネタバレ!
【95話】ラグビーの先生の正体!!
無事長崎大学水産学部の2年生に進級した海老原湊。
セーリングヨット部として船を出すが悪天候のため新入生は全員が船酔いをしてしまう。
そこで 新長崎漁港地区に一旦寄港する。
この区域には長崎大学の研究施設“環シナセンター”。
このエリアには西海区水産試験所、長崎県総合水産試験場もあり、この三機関で東シナ海、有明海での試験や研究を官学連携で行なっている世界有数の研究機関である。
そこで海老原は、先週の授業で
水力風車を抱え間違えて教室に入ってきた“ラグビー先生”こと川辺先生を見つける。
事情を聞き今日の波の荒れ具合では船酔いも仕方ない。
それはそれとして、クーラーボックスに入っていた
カワハギを見せると昼から鍋だと海老原たちに声をかける。
しかし、新入生の3人は食事をすることなく、ここでリタイアしそれぞれ帰宅する。
残った新入生も食欲は無かったが、
石狩鍋風の味噌仕立ての汁だけは飲み、その味にホッとした様子だ。
川辺先生の研究は「バイオロキング」
生物(バイオ)と記録(ログ)。
生物にセンサーやカメラを付けて、その行動を記録、調査をする分野だ。
それと先生が持っきた五島沖の風力施設
“はえんかぜ”の模型とどんな関係があるのか?
ラグビーで有名な釜石市でも同じ施設を作る話はさておき、先生は洋上風力発電施設に漁礁性があるか否かが気になっている。
施設を作ることで魚が消えて地元漁師に迷惑がかかるのではなく、テトラポットや岩のように漁礁として魚が集まれば一石二鳥にもなり得る。
本来ならば3年生の授業だが潜木は興味を持ったようだ。
漁科に選択した海老原は、やりたい仕事や明確な目標は考えいない。
それでも新入生が昨年の海老原たちの学園祭の様子を見て、長大水産学部を進学したという話を聞き、人生の岐路はいつどこで起きるか分からないものだと感じている。
自分は園子目当てで水産を選んだが、
1年経ち園子に胸を張って言える存在になったか疑問を持つ。
廊下を歩きながら何かを目にして驚く海老原。
彼は何を見つけたのか。
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第九の波濤【95話】最新話のネタバレ!
ここ2〜3話は時事ネタもありラグビー話が続いていたが、今週で風力発電と魚の話が繋がった。
現実世界でも千葉県銚子市の洋上風力発電が今年から商用化されるなど、新しいエネルギー産業として注目されているのもまた事実である。
これに魚の群れが集まる漁礁化計画など、今後の可能性についても作品で引き続き紹介してもらいたいところである。 ところで古いラクビーファンならピンときた、新日鉄釜石VS同志社大学の決勝戦は1985年。
この試合で釜石は日本一になり前人未到の7連覇を達成する。 川辺先生は当時中学2年生の14歳だから、現在48歳というのが判明した。
ストーリーには全く関係はないが(苦笑) 余談ではあるが今回のWRCの競技場で新設されたのは釜石市のスタジアムだけである。