もくじ
ビッグコミックオリジナルで連載中の
新黒沢 最強伝説の最新話135話のネタバレを紹介します。
12月20日発売された第1号の内容です。
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新黒沢 最強伝説【135話】ネタバレ
第135話 妖術
キャーッ!!
何なの!!
何なの!!
観客のマダムたちが叫ぶ。
恋の助がダウンした。
この決闘で初めて、
黒沢の思いを込めたこぶしが恋の助の顔面にヒットした。
恋の助にとっては人生で初めての経験である。
鼻血は止まらず、
口の中は鉄のような味が広がる。
ごぼごぼと息をするたびに口から血がこぼれる。
神林はいう。
「恋の助!
立ち上がれ!
そうしないと馬乗りパンチを見舞われる。
ダメージは黒沢の方が明らかに多い。
あと一押しで勝てる。」
しかし恋の助はおびえている。
黒沢は妖術か魔術を使う。
気のせいでも、
風でも、虫でもない。
ありえない衝撃が襲ってきたのだ。
黒沢たちの作戦がやっと生きて、一矢を報いた。
恋の助たちは必ずインチキ、反則を仕掛けてくる。
考えられるのは、
見えにくい短刀ほどのガラス棒で黒沢をついてくる。
夜目遠目でそのインチキを見破ることは難しい。
その時は黒沢は距離を取って離れて、近づかない。
そうすれば恋の助も、
追いかけまわして「空ドン」も出来ず、お手上げ状態になる。
神林もあきらめるだろう。
その時に意趣返しをやろう。
「空ドン」をこちらも仕掛けてやろう。
幸い決闘の場所は、
河原のリングスペースではなく、中洲だと思う。
中洲は両サイドにいるマダムたちの絶好の観戦ポイントだ。
目測で見ると
川の幅はせいぜい30mで50mの新品のラップであれば、伸ばせば届く。
黒沢組の先遣隊が川の上流でラップを伸ばし、中洲の近くで待機する。
そして、その時が来たら、
黒沢の頭の上を通り過ぎるようにラップをもって駆け抜ければ、まさに超常現象のように、恋の助に「気の力」を浴びせることが出来る。
恋の助にあたって、
破れたラップは、
手元に手繰り寄せ、川に流せば証拠隠滅となる。
この作戦は確かに面白いが、
ラップではたいした衝撃にはならないだろう。
いや肉体的な衝撃よりも、精神的には大衝撃になるはずだ。
普段「気の力」を言ってはいるが、実際経験したことはなく信じていないはずだ。
ところが今回の決闘で
黒沢の放った「気の力」を感じることで、恋の助は恐れ、畏怖するはずだ。
黒沢は2度目の「気の力」を放った。
恋の助は完全にビビっている。
いまだ、黒沢行け!!
新黒沢 最強伝説 ネタバレの感想
やっと形勢逆転である。黒沢派の作戦は見事に成功し、
恋の助に渾身の一撃を加えると同時に、「気の力」を見せつけ、完全にビビらせてしまった。
元の弱気な恋の助の姿に戻った。
チャンスだ黒沢、一気に攻め込め!!
神林がまた、
悪だくみを企て、逆襲してくる前に!!
今なら一気に勝利を収めることが出来る。
しかし、神林は一筋縄ではいかない曲者だ。
このまま、決闘を勝利で終えることが出来るのか。
それとも神林が一門を動かして、
恋の助を鼓舞して、決闘はさらにもつれるのか?
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