もくじ
ビッグコミックオリジナルで連載中の
新黒沢 最強伝説の最新話137話のネタバレを紹介します。
2019年1月20日に発売された第3号の内容です。
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新黒沢最強伝説【137話】ネタバレ
新黒沢 最強伝説【136話】ネタバレ!「怯え」
第137話 熱弁
黒沢の気の攻撃に恐怖を感じ恋之助が逃げ回る姿を見かねて、神林は作戦Dを持ち出した。木刀による死闘デスマッチである。
マダムたちは木刀による死闘デスマッチと聞いて、チャンバラを頭に描いた。確かに力いっぱい振り下ろす木刀で打ち合えば、苛烈で凄惨であろう。
雨も降って来たことだし、時間も短縮できるかもしれない。手を翻したようにマダムたちは今度は賛成し始めた。やれやれやれ~!!しかしそこで神林は訂正する。
マダムたちの想像するような剣豪対決ではない。
それであれば恋之介は頭に乗せたリンゴのみ一刀両断するという技量の持ち主で、黒沢の方はといえば、心得はあるだろうが恋之助に比べれば児戯に等しい。
それではあまりにも不公平である。武道家としてそのような不公平な、しかも卑怯なことはできない。神林の提案するのは剣豪対決ではなく、先行、後攻を決めて交互にこの木刀を振り下ろすことでこの決闘の決着をつけたい。
それじゃスイカ割をするの?!マダムは問う。
いや違う。神林は熱弁を振るう。そもそもこの決闘がなぜ始まったか。恋之介が愛生流全国大会優勝を記念して演武会を行った。
そのクライマックスの真剣白刃取りの演武の時に、黒沢が乱入してきた。そして黒沢は恋之助の演武をインチキだと言い、実際に刀を振り下ろし、額を日本刀の腹でしたたかに打ち付けたのだ。
また、神林は言う。
日本刀を横にされれば白刃取りが出来るわけがない。また、白刃取りが出来なくても、恋之介には刀身の腹を掌底で出突き上げ、逆襲する奥義を持っていたが、黒沢の負傷のことを考えて、敢えてそれをしなかったと。
恋之介は負けたわけでも、劣っていたわけでもないのだと。そして、その遺恨によって、今回このように決闘することになったのだ。
今回の決着の付け方は、本来は日本刀による真剣白刃取りをすべきだが、日本は法治国家である。そのため日本刀ではなく木刀の白刃取りによって決着をつけるのだと。
名付けて「木刀・脳天唐竹割サドンデス~~ッ」
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新黒沢 最強伝説 ネタバレの感想
いや~っ!!神林はすごい。詭弁によってマダムを丸め込んでしまった。いつものことであるが、うかうか聞いていると、神林の言うことが本当のように聞こえてくる。
しかも恋之介が不利になり、戦意をなくしかけたその時に熱弁を振るって時間を稼ぎ、作戦Dを持ち出した。どれだけ作戦を用意しているのか。
しかもどの作戦も尋常ではない。
今回の作戦Dもその類の一つであるが、何を仕掛けているのか?この決闘は黒沢が負けない限り、終わらないのではないのか?そんな気さえしてくる。
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