もくじ
週刊少年マガジンで連載中の「はじめの一歩」
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はじめの一歩【1263話】忘れていた教え
負けた理由が分かりました・・・・・。
一歩が負けた試合は全部で3つ。
伊達に負けた試合を除く直近の試合2試合の理由でした。
「連敗は必然でそれ以前からその兆候はあったのではないかと・・・。
実はどこかで負けていても、おかしくなかったのではないかと思います。」
そう言葉にする一歩に対して、
青木が歩み寄り一歩の両肩をたたいて言いました。
「そんなに前からパンチドランカーの自覚があったのか?・・・・・・」
デリケートさに欠ける青木に、木村がケツ蹴りをお見舞いしました・・・。
―――― ぎゃーー!!
理由はそんなことではないと
言わんばかりの蹴りをお見舞いした木村が、青木と一歩の弟子2人を飯に誘いました。
今日の試合の話をしようと・・・
一歩も行こうとしましたが、気を使ってか木村は断りました。
居酒屋につくと、今日の出来事を話しました。
一歩の弟子、泰平と金玉郎。
金玉郎は、自分の名前が「金玉郎」ではなく欽太郎だということをカミングアウトしたり。
(これは、かってに鷹村が名付けた名前でした。それを知らずずっと金玉郎と呼んでいた木村)
今日勝つとベルトは二つになるのか?などのくだらない質問をしたり。
初めてのボクシング観戦に感動しているようでした。
しかし、一番はあの化け物のような
間柴に一歩が勝っているという事実を知った時の弟子の驚きと喜びようを見たときでした。
そして、話は一歩が言いかけた負けた理由のことに向きました。
木村も青木もその理由が見つかるのには同感する部分があるのでした。
引退したボクサーがリングの外から見て、あの時こうすればよかった
あれが出来ていればと気付くことは多々あり、今ならそれが出来る今の方が強いはずだ・・・。
と思うらしいのです。
しかし、実際は一度気持ちが切れたら頭でわかっていても体が動かないのです。
それが現実なのだと木村は言いました。
それも、今平和に暮らしている一歩の口からそんな言葉は聞きたくなかったのです。
その言葉はまさに・・・・未練の言葉・・・だからでした。
翌日、
鴨川ジムでは一歩が早くからサンドバックを叩いていました。
鴨川会長がそれに気付き、
「引退した者がなにをしておる!!!」と怒鳴り散らしました。
それに一歩は、「おさらいです!」と答えました。
それはまさに昨日気付いた、負けた理由によるものでした。
一歩が負けた理由・・・
デンプシーロールを手に入れたことで失ったもの・・・・・
――― 左ジャブ―――――。
その練習をしていたのでした。
慢心して忘れてしまった基本中の基本左ジャブ。
会長の教えを守れなかった自分が、負けたのは当然だとわかったのです。
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はじめの一歩 最新話1263話のネタバレ感想
負けた理由に気付いた一歩ですが、その負けた理由を見つける作業を無意識にしてしまうところはやはりまだ現役の精神が残っているのだなと思いました。
そして、左ジャブが出来ていなかったと気付き翌日にはジムでサンドバックを叩く様子はまさに現役選手。
やりたい気持ちが溢れていました。
ライバルの活躍を目の当たりにして、自分も戦いたいという気持ちが大きくなっている一歩ですが、今後どういった行動をとっていくのか気になるところです。