もくじ
ビッグコミックスで連載中の『しょうもない僕らの恋愛論』
最新話20話のネタバレを紹介します。
10月25日発売の第21号に掲載されました。
しょうもない僕らの恋愛論【20話】ネタバレ
漫画や雑誌の最新刊を直に無料で読める方法を紹介!スマホやPCで快適に!
20話「ずるいよ拓郎…」
運転をしながら、絵里ははしゃいでいる。
なんといっても、今日は拓郎と二人で初めての温泉への一泊旅行だ。急な話だったので、ダメもとで電話したら宿が取れ、天気予報は雨だったのに外れて晴天だ。
すべてがついていて、はしゃがない方がおかしい。
一方、拓郎は何か考え込んでいる。この前くるみと会ったときに、絵里とつき合っているのかと聞かれ、つき合っていると答えた。
その時のくるみの反応は、涙をぽろぽろ流しながら、引き留める拓郎の腕を振り払って帰ってしまった。その時のくるみの顔が忘れられないのだ。
もしかしてくるみは拓郎のことを好きなのか?
いやそんなはずはない!
くるみは拓郎の昔の恋人の娘で、歳もかなり離れている。
絶対そんなはずがないのだ。絵里と立ち寄った公園でも、ついついくるみに似た女性の姿を見てしまう。
食事をしていても気になって仕方がなく、絵里との話も上の空だった。せっかくの楽しい旅行なのに、拓郎はほかのことばかり考えている。
料理のおいしいことを伝えても「うん」とか「あぁ」とかばかりで会話が弾まない。
とうとう絵里が切れてしまった。絵里は一人で椅子をけって「もう、いい!!」と部屋に帰ってしまった。絵里も悲しい。
せっかく楽しみにしていた温泉旅行なのに、拓路は心ここにあらずだ。
一人で温泉に入っていても、心がふさぎ、涙が出てくる。私はこんなに楽しみにしていたのに、拓郎は私と居ても楽しくないのだろうか?部屋に帰ってみると、真っ暗で、しかも拓郎がいない。
突然後ろから抱きしめられた。
拓郎だ!ごめん絵里と、拓路は謝る。
何度も謝るが、いまさら遅い!!
いきなり、唇を求められた。私は怒っているのだ
。そんな気分じゃない。
でも…、ずるい拓郎!!
翌朝、予定していたトリックアート美術館に行った。
面白かった!!拓郎は仕事に関係もあり、熱心に見ていた。今日は東京へ帰る日だ。本当はもう一泊したかった。一泊だけでは、物足りない。
これから年末にかけては、お互いに忙しくなり、なかなか会えない日もある。予定を合わせるのも大変だ。そんなことを考えていると、突然拓郎が言い出した。
一緒に住まないか!?
えっ!!
しょうもない僕らの恋愛論【20話】ネタバレの感想
拓郎はずっとくるみのことが気になっていた。絵里とつき合っていることを伝えただけなのに、なぜあんなに泣いたのかがわからない。
拓郎は鈍感だと言われているが、それでも、もしかすると、と考えた。もし、くるみが拓郎のことを好きだと思ってくれているなら、どうすればよいのだろう。
次に会う時に、どんな顔をして会えばいいのだろう。でも、絵里に対して失礼だ。絵里とは夫婦といってもいいような関係なのだ。
男として、けじめをつけなければ・・・。