もくじ
ビッグコミックスで連載中の『しょうもない僕らの恋愛論』
最新話18話のネタバレを紹介します。
9月25日発売の第19号に掲載されました。
しょうもない僕らの恋愛論【18話】ネタバレ
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18話「好きだからだよ…」
くるみは、突然拓郎の顔が見たくなって、拓郎の事務所の前で待っていた。
会えないかもしれないと思っていたのに、タイミングよく拓郎が現れ、声をかけようとしたその時に、絵里が横から飛び出してきて、拓郎と腕を組んで歩きだしたのだ。
拓郎の姿を見て,うれしくなったところだったので、絵里の出現はショックだった。
しかも、仲良く腕を組んで歩きだしたから、余計にだ。
その光景が、何度もよみがえり、思い出すたびに胸が苦しくなる。周りからも、最近くるみの様子がおかしいと言われるし、自分でもそう思う。
学校が終わり、家への道をとぼとぼと歩いていると、同級生の小椋悠が横に立っていた。
くるみにどうしたのかと、問いかけてくる。
昔からくるみは、感情がすぐ顔に出るし、喜怒哀楽がわかりやすい、しかも一人で悩みを抱えられないタイプだから、すぐに白状しろと迫る。
二人で公園に行って、ベンチに座り、拓郎のことを話し出す。
でも、クルミは拓郎と絵里が付き合っていることを、認めようとしない。
何とか理由をつけて、それを正当化しようとする。
絵里がフレンドリーな性格で、誰とでもすぐ腕を組むとか、躓いてコケそうになったので、慌てて拓郎の腕を取ったのだとか、自分でもおかしいと思いながら、認めないのだ。
悠は、本当にそんなことを思っているのかと、ばかにする。
以前、くるみと悠が絵里の車で送ってもらった時も、二人は付き合っているような、友達のような、どちらとも取れる雰囲気だった。
でも、あまりにも親し気な様子が感じ取れ、くるみがそれを察知して機嫌が悪くなりそうだったので、あえて家まで送ってもらわずに、悠がお願いして途中で降ろしてもらったのだ。
くるみは先日の、絵里のあまりにも自然な、腕の組み方を忘れられない。
悠はくるみに言う。
「告白する前に、フラれてしまった、ってとこか」続けて話す。
「そこまでわかるのは、くるみが好きだからだよ!!」と言って、唇にキスをした。
くるみは、突然のことに驚いた。動揺してしまって、悠を突き飛ばしてしまった。
一方、拓郎と絵里は、今日も拓郎の部屋で一緒に鍋を囲んでいる。
絵里は約束の温泉旅行を楽しみにしているのだ。
拓郎にその話をすると、仕事が入って行けなくなったと、簡単に言う。絵里はショックで突っ伏して泣き出すが、それも痴話げんかの一つだ。それほど親しくなったということだ。
しょうもない僕らの恋愛論【18話】ネタバレの感想
小椋悠は、前からくるみのことが気になっていた。ずっと、くるみのことを見ていたので、彼女のことは何でもわかると思っている。もともと、喜怒哀楽のわかりやすいくるみだから、何かあったとは思っていた。筒見に好意を持っていることも感じていた。
今回のくるみの落ち込みは、やはり筒見と絵里のことだった。でも、悠がくるみのことを好きなのは変わらない。くるみが筒見を好きでも、悠はくるみが好きなのだ。引き下がるつもりはない。筒見と張り合ってでも、くるみを手に入れる。くるみへのキスは、その宣言だ。