もくじ
週刊少年ジャンプで連載中の『火ノ丸相撲』
2019年7月22日発売、最新の34号の第250話のネタバレ。
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『火ノ丸相撲』を読んでみる
弱小の大太刀高校相撲部に現れた1年生、“小さき”少年・潮 火ノ丸! 「デカく」「重く」が絶対の競技に似合わぬ体格のこの新入部員、実はとんでもない過去が!? 頂点・横綱を目指す──ド白熱高校相撲、開幕!!
火ノ丸相撲【250話】最新話ネタバレ!
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250話「潮火ノ丸と“相撲”」
九月場所の優勝決定戦はいよいよ大詰めです。
引退宣言をした横綱刃皇に対して、怒涛の攻めを続ける鬼丸は刃皇の両廻しを掴みます。
鬼丸の表情爽やかな「潮火ノ丸の相」
仲間やライバルをはじめ相撲を通じて出会い。
今の自分を作ってくれた全てに「ありがとう!!」
今まで鬼丸を見続けてきたレイナは笑顔で最後の声援を送ります。
「行けえー!!火ノ丸ー!!」
その声援を受けて、鬼丸は百千夜叉墜という三太刀同時の技を刃皇に仕掛けます。
刃皇の懐に鬼丸は滑り込むみ背を向けると、廻しを掴んだまま投げの体勢に入ります。
小さいからこその辿り着いた「鬼丸相撲」。
「大きく」ことと「重く」が絶対優位の無差別級格闘技の“相撲”。
小さいことでの苦労も今では愛おしく、相撲を続けて良かったと、小さく生んでくれた母親に感謝をしながら、豪快な投げを放つ鬼丸に宙を舞う刃皇の巨体。
「勝負あり!!」
式守伊之助の行事軍配は鬼丸に。
大一番を制したのはは平幕の鬼丸。
九月場所の幕内で悲願の初優勝です。
この対決に場内では多くの座布団が舞っています。
しかし、鬼丸の表情は観客たちとは対照的です。
笑うでもなく、泣くでもなく、粛々と所作をこなしていきます。
そして相手への敬意。
威風堂々と蹲踞をして手刀を切る、これこそが潮火ノ丸の姿です。
柴木山親方は愛弟子の初優勝に涙。
外交観戦の大統領も拍手。
SPも思わずガッツポーズをしていました。
花道を引き上げる刃皇に記者からの進退の質問が飛びます。
一旦弱気な発言かと思いましが、記者に向かい「やめねーよバーカ!」と返答します。
それどころか、やめる理由がないばかりか今度はどうしてやろうかと、横綱は自分がまだまだ強くなるつもりです。
一方、土俵を降りて控え室に向かう鬼丸。
そこに泣きながらず抱きつくレイナ。
「おめでとう!!火ノ丸!!」
次に来たのは優勝を祝福をする童子切たち。
今度はダチ高相撲部の仲間たちも駆けつけてきました。
鬼丸は上を見上げて天国の母を思います。
この先はどうなるか分かりません。
しかし、少なくとも今最高に幸せを感じる鬼丸。
その隣にはレイナがいます。
鬼丸相撲、ここに完結です。
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火ノ丸相撲【250話】最新話のネタバレ感想
大相撲編が始まり、大人が主人公の珍しい「少年」マンガになりました。 「ドラゴンボール」や「ナルト」も主人公が大人になりましたが、息子がまだいないのが決定的に違う点でしょう。
途中にNHKの全国生放送でレイナにプロポーズした時には、この作品は何処に向かっているのか心配しましたが、終わってみれば最後は主人公が有終の美を飾るという納得の展開です。
強豪ひしめくジャンプで本作は「ワンピース」のような横綱たり得たか?という答えは人それぞれだと思います。
しかし鬼丸のように「山椒は小粒でもぴりりと辛い」そんな求道心を描いたエッジの効いた作品であったことは間違いないでしょう。