もくじ
漫画雑誌のビッグコミックオリジナルで連載中の
前科者【第29話】のネタバレを紹介します。
29話は、2019年5月20日発売のビッグコミックオリジナルに掲載されました。
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立場の弱い人間が抱える問題に、
主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。
保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは
何であろうか?本作は現代日本が抱える問題を
掘り下げる本格ヒューマンドラマです。
前科者【29話】ネタバレ!最新話の漫画
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29話「凶兆」
新しく保護観察対象になった児球よしに着物を作ってほしいと頼んだら、貧乏人が贅沢すぎると叱られた。
それで今日はよしに着物を選んでもらうために古着市に来た。
佳代が保護観察を務める田村多美子や斎藤みどりも一緒である。よしと佳代が着物を選んでいる間に多美子は瀬戸物を値切る交渉を始めた。
他のものも買うからと上手に値切って、みどりからも値切り上手だとほめられた。
佳代は佳代で古着の着物の出物を買うことが出来て大満足である。
続いて多美子は武者小路実篤もどきの皿を物色し始めた。
白樺派の小説家である武者小路実篤の事をみどりはそこそこ知っているが、よしも多美子も全く知らない。
みどりは佳代が持っている実篤の本を、よしに貸してやれと言い出したが、多美子には貸してやれとも、読めとも言わない。多美子はそれが悲しくて、また落ち込んでしまう。
よしはさすがに年の功である。多美子の落ち込んだことを感じて、佳代とみどりとはそこで別れ、多美子と一緒にドーナツ屋に入った。
古着や瀬戸物を選んで一日を費やした体には、甘いものが体に染みておいしい。
今日は一日本当に楽しかった、佳代さんが保護観察司になってから、楽しい毎日が続くと多美子は思った。翌日、よしは実篤の小説を佳代に借りに行った。
筋書きは教えてほしかったが、教えると本を読むのが楽しくなくなるからと教えてくれなかった。
そこに口の悪いみどりが来て、よしの遺影の写真を撮ると言い出した。よしは自分で反省していない時は意地悪ババアのひどい顔つきだったが、今は本当に良い顔になっている。
“きちんと死ぬ”ために遺影は大事なのだ。
そういう事をあっけらかんと言うみどりに対してよしは、それならみんなで撮りましょうと提案した。
その“皆の”一人である多美子であるが、勤務先のスーパーの休憩時間に休んでいると、男が来た。
以前クスリを売りつけられ、酷い目に会わせた男で「もうクスリはいらない」というと、髪の毛を掴んで引っ張りまわされ、またひどい目にあわされた。
また、あの男に見つけられた!!どうすればよいのか。
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前科者【最新話】漫画のネタバレ!感想
佳代が保護観察司になって本当に良かったと多美子は思っている。
あれほどひどい毎日で、学も知識もない多美子にとっては初めての平穏な毎日だった。
同じ観察対象となっているみどりやよしも、それとなく気を使ってくれており。気の休まる日々を送ることが出来ている。
ところが悪い男がやってきた。どうして探したのかわからないが、本能的、感覚的に分かるのだろうか?もう嫌だ!!このままにしてほしい。
平和な日々を壊さないで欲しい。
刑務所を出てからの初めての試練だ。誘惑や試練に耐えられるのか!?
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