もくじ

週刊マガジンで連載している『シチハゴジュウロク』最新話のネタバレを紹介します。

2019年4月10日に発売された19号に掲載された22話の内容の感想です。

ラブコメ×怪奇×ミステリ!!

煩悩だらけの少年・ゴローはある日、謎の美少女しちはが、どんぶらこと川を流れているところに遭遇する。その出会いは、奇妙な”身代わり”殺人の始まりだった――!


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シチハゴジュウロク【22話】最新話のネタバレ!

 

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22話「ユイツ」

 

在りし日の唯一と無二の回想から物語は始まります。
校舎の屋上で流星群を見ながら二人は語り合っています。

 

流れ星に何を願うのか。

 

唯一は笑いながら、無限に願いを叶えてくれるように願うと言います。
無二はお前らしいと言いながら自分の願いを答えます。

一年後もお前とこうしていたい。

 

そして現在。

 

校舎の中を疾走しながら唯一は裁きとは何か、と考えていました。
自分はどこで間違えてしまったのか。

 

唯一の頭の中にかつての母親の言葉が浮かびます。
お前なんか産むんじゃなかった、という呪いにも似た言葉です。

 

 

そしてかつてのチエの声が聞こえました。
ゆいいつちゃんのあだ名を決めます、とのんびりした声です。

 

 

自分は知恵熱が出るからチエちゃん。
無二はほっぺがムニムニだからムニちゃん。

 

 

そして唯一は。

 

 

万年三位だからサンちゃんと
無邪気でまったく悪意のない笑顔でチエは言いました。

 

 

いいあだ名を思いついたとばかりに鼻歌を歌いながら去っていくチエの背中。
その時、座り込む唯一にたい焼きが差し出されたのです。

 

 

お前、なんて名前だっけとぶっきらぼうに去っていった無二が別のたい焼きを買って戻ってきたのです。

 

 

隣に座ると無二は言いました。

 

 

お前はサンちゃんじゃなくて、天王寺唯一だろ。いい名前じゃないか。
校舎を走り続ける唯一の頭の中に無二と過ごした日々がよみがえります。

 

ユイツ、と名を呼ぶ声も。

 

 

校庭の一角で唯一は立ち止まりました。
そして何が間違っていたのかはっきり気づいたのです。

 

 

自分は友達である無二を信じるだけでよかったのだ。
追いついた無二がどうしたのかと微笑みます。

 

 

唯一は涙を流しながら無二に手を伸ばしその名を呼び。
そして次の瞬間には無数の光に焼かれていました。

 

 

茫然とする無二とゴローの前で唯一は焼死したのでした。
夜の校舎にゴローとしちはが戻ってきます。

 

 

しちはは改めてただいま、と告げるのでした。
ゴローもおかえり、と答えます。

 



 

歩きながらゴローは今回の事件で腑に落ちないことがまだまだある、としちはに疑問をぶつけます。
その時、しちはが屋上の光に気づきました。

 

そこには無二が一人で天体観測をしていました。
相変わらず金にがめつい無二。

 

無二は語り始めます。

 

 

病気の妹を治すために大金が必要だとわかり絶望するようになった。

 

金で買えないものなどないと思っていたというのです。
無二が指さすと流星群が落ちてきました。

 

無二の頬を涙が伝います。
ようやく金で買えないものをみつけたのに。

 

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シチハゴジュウロク【22話】最新話のネタバレネタバレ

 

切ない終わり方でしたね。

 

誰でもいいから実験台に人を殺した唯一は裁かれて当然なのかもしれないけれど唯一と無二が分かり合えていた未来もあるのかもしれないと思ってしまいました。

 

二人の絆は永遠に絶たれてしまったわけですからね。

これからも生きていくであろう無二にとってゴローたちが新たな絆になればいいのになぁと思わずにはいられません。

それにしてもゴローが言った通り回収されていない伏線がまだまだありますよね。次回、明かされるのでしょうか。