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ビッグコミックスで連載中の『しょうもない僕らの恋愛論』の最新話7話のネタバレを紹介します。

4月10日発売の第8号に掲載されました。

 

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しょうもない僕らの恋愛論【7話】ネタバレ

 

7話「何かありました?」

 

後輩の太田君のデザインを指導する。

 

全体には弱い。

 

 

あるものは色を使いすぎて散漫になっており、あるものは統一感を出そうとして平たんになっている。文字のシャドウもちょっと強すぎる。

 

これで本屋に並べるとほかの雑誌の中に埋もれてしまう。もっと目を引くようなインパクトのあるレイアウトに修正する必要がある。

 

それほど厳しく言ったつもりはなかったが、太田君はうつむいて震えている。

 

そこへ社長が入ってきた。今のやり取りを聞いていたけど、もう少し言い方を気を付けてほしいと注意を受けた。

 

会社としても若い人材を育てて行かなければならないし、今の時代は厳しい言い方をするといろいろ問題になることもある。

 

もう少しソフトな言い方が必要だそうだ。

 

それから出かけて、得意先の雑誌社に行って仕事を受けた。そこでキダ・デザインの円くんにバッタリ出会った。

 

円くんが手掛けた「ザ・イラスト有田賀」を見たが、思い切ったレイアウトを使っており、非常に良かった。

 

それを伝えると喜んでいた。

 

筒見さんに褒められるのは非常にうれしいと、こちらも嬉しいことを言ってくれる。

 

今日の仕事は何かと聞くとワカタマコの新連載の打ち合わせだそうだ。編集者が先ほどの「ザ・イラスト有田賀」をみて、ワカタマコの新連載のロゴをやらないかと声をかけてくれたのだそうだ。

 

 

ワカタマコ!?実はオレが初めてやらせてもらったのが、ワカタマコさんのコミックスのデザインだった。考えてみればそれはもう15年も前の仕事なのだ。

 

 

仕事は大好きだし、これまで夢中になってやってきた。

 



 

 

業界でも名前を知られている。

 

でも、オレの感覚やセンスはもう古くなってしまったのか。

 

社長が若い人材を育てたいと言ったのはその意味だったのか。

 

複雑な気持ちで本屋の中を歩いていると、安奈の娘のくるみに出会った。くるみはオレの顔を見て何かあったかと尋ねてくる。

 

確かにオレは落ち込んでいたから、余程ひどい顔をしていたのだろう挨拶もそこそこに帰ろうとすると、カラオケに行こうと誘ってきた。

 

くるみは安奈が昔よく歌っていた曲を入れ、歌い出した。

 

まるで安奈がいまそこで歌っているようだ。

 

昔の事が色々とよみがえる。

 

15年間この仕事について頑張ってきた。そしていまだに引っかかっていることがある。安奈との事だ。なぜあの時、オレは・・・!!!

しょうもない僕らの恋愛論【7話】ネタバレの感想

 

予備校帰りだと言うくるみに出会った。

 

オレのひどい顔を見てくるみは何かを感じたのだろう。

 

オレを慰めようとしてくれる。親父の事や仕事の事、色々あってオレも本当に落ち込んでいた。

 

しかも、カラオケでくるみは安奈が良く歌っていた歌を歌い出し、くるみの顔、声を聴いているとついつい安奈を思い出してしまう。

 

筒見さんは何故お母さんお前から姿を消したのですか?

くるみの質問がよみがえる。

思わず涙を流してしまった。人には言えないことがあるのだ。いまだにオレの心に引っかかっていることがあるのだ。