もくじ
ビッグコミックオリジナルで連載中の黄昏流星群【第559話】のネタバレを紹介します。
559話は、2019年4月20日発売のビッグコミックオリジナルに掲載されました。
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黄昏流星群【559話】最新話のネタバレ
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559話 「星クズの町3」
聖子義姉とその息子の勇馬、私の3人でファミレスでの食事の帰り、引きこもりだったので久しぶりに外に出た勇馬は歩いて帰ると言い出した。
聖子義姉と私は2人で車で帰ることになったが、聖子姉が隣町のモーテルへ行こうと誘った。
アダルトビデオのテーマでもないが、まさか兄貴の嫁とこんなことになるとは思わなかったが、ある意味こうなったのは必然かもしれない。
聖子姉とは私が学生時代に東京で生活していたころ半年ほど付き合っていたことがあったが、実はその時に兄貴とも付き合っていたらしい。
聖子姉は打ち明けた。
26年前に東京を離れ、故郷に帰ったのはお腹に赤ちゃんが出来たからだ。田舎では独り身で赤ちゃんを産むわけにもいかず、たいして好きでもなかった兄貴と結婚したらしい。
結婚して一緒に暮らしているうちに、段々好きになっていくだろうと思ったが、全くその逆だった。
知れば知るほど嫌いになり、いやな面ばかりが目立って、夫婦喧嘩ばかりしていた。息子の勇馬が引きこもりになったのも、父親のせいだと思っている。
母親の葬儀が終わって5日しか経っていないのに、今なにをしているかといえば、町内の少年野球の審判員をしている。
町内会の会長をしているので参加しないわけにはいかないと言って出かけた。外ヅラばかり気にして、家の事には全くタッチしないのだ。
勇馬が兄貴にはなつかず、私には妙に親しく話す姿を見て、聖子姉は確信したと言った。勇馬の父親は間違いなく私だと。
3年後、兄貴は草野球の最中に脳梗塞で倒れ、1か月後にあっけなく逝った。
兄貴は最後の言葉に、勇馬は自分の子ではないと言ったそうだ。うすうすすべての事に気が付いていたのかもしれない。
私はと言えば妻は3年前に離婚届けを置いて家を出て行き、気ままな独り暮らしだ。
時々実家に帰って、聖子、勇馬と3人で“親子水入らず”の時間を過ごしている。私の親父はボケてはいるが、今年で93歳になった。親父が亡くなれば、聖子、勇馬と3人で東京で暮らすのも良いかもしれない。
黄昏流星群【559話】の感想
聖子姉は勇馬は私の子供に間違いがないと言う。
実は私もそう思っている。久しぶりに故郷に帰って、顔を会わしたのに、わだかまりなく親しく話しかけてきた。
日頃何をしているかと聞いた時には、小説を書いていると言った。私も物書きのはしくれだが、その血を引いているのだろう。
文章を読んでみると構成も表現力もしっかりしている。
独力でここまで書けるほど、色々な本を読み込んでいると言う証しだ。私も今は一人暮らしで、聖子姉も一人だ。
いずれ親子3人で人の目が気にならない東京で暮らすのが楽しみだ。
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