もくじ
ビッグコミックオリジナルで連載中の黄昏流星群【第558話】のネタバレを紹介します。
558話は、2019年4月5日発売のビッグコミックオリジナルに掲載されました。
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黄昏流星群【558話】最新話のネタバレ
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558話 「星クズの町②」
母の葬儀が始まった。親父もつれてこられたが、ぼけているので何もわからないと思っていた。
ところが何か突然よみがえったのか、うおおおおお!!
うおおおおお!!と大声を上げ始めた。
さすがに連れ合いが死んだことを、何か感じているのかもしれない。
葬儀が終わって疲れて帰ると、聖子義姉が引きこもりの息子勇馬に話しかけてみてくれと言う。兄貴夫婦が話しかけても全く話をしないが、私なら反応しそうな気がすると言うのだ。
2階に上がって部屋に行こうとすると、部屋から勇馬が出てきた。彼と会うのは20年ぶりくらいだろうか。私の部屋に来て話をしないかと言うと、何と意外にもOKした。
ミラクルだ!!
なぜ部屋にこもるようになったか聞いてみると、父親が自分を嫌っていることを知っているので、自分も父親を嫌いになった。
また、父と母が仲が悪く、いつも喧嘩ばかりしているのでそれを見るのも嫌で引きこもるようになったと言う。
部屋にこもって何をしているのかを聞くと、読書とゲームそれに小説を書いていると言う。
文筆業を生業としている一人として、彼が書いた小説に興味があり、見たいと言うと、案外すんなり書いたものを持ってきた。読んでみて驚いた。構成も表現力もしっかりしている。
高校にも大学にも行かずにこのようなレベルの高い文章を書けるなんて驚きだ。
これを読んだだけで、色々な本を相当読み込んでいることが分かる。問題は3作品とも悩める青年の、内面世界をテーマにしており、その意味で発想に広がりがないのが物足りなく残念だ。
今彼がいる狭い、限られた環境からだけの発想でなく、外に出ていろいろなものを見聞きすればさらに彼の発想は広がるだろう。
翌日、勇馬とその母親の聖子と一緒にファミレスで食事をした。
勇馬は刺激を受けたようだ。ハンバーグを喜んで食べ、外の景色に感激していた。食事の後は家まで歩いて帰ると言い出した。
今までの彼であれば考えられないことだが、それだけ受けた刺激が良かったのだろう。
母親の聖子は勇馬が外に出て、しかも外の空気を吸って帰りたいと言って歩き始めた姿をみて、涙を流して喜んだ。
黄昏流星群【558話】の感想
勇馬が外の空気を吸うと言って家に向かって歩き始めたので、私と聖子は二人で車で帰ることになった。聖子は勇馬の変化に本当に喜びながら、車を運転していた。
そして、思い切ったように言い出した。この峠の向こうにあるモーテルに行こうと。実は昨晩、勇馬に話しかけてほしいと言い出した後、突然聖子が抱き着いてキスしてきた。
日に日に攻撃が激しくなる。やはり聖子も兄貴に対しての不満が積もり積もっているのだろう。昔の関係が蘇ってしまうのは、避けられそうにないようだ。
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