もくじ

ビッグコミックオリジナルに連載中の「風の大地」の688話のネタバレを紹介します。

2019年4月5日発売に発売された第8号に掲載されました。

 


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風の大地【688話】最新話のネタバレ

 

風の大地【687話】ネタバレ!

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688話「絆の傷跡」

 

「ザ・サンダリー」は、古ぼけた店だが、全英で優勝した者たちの聖地と呼ばれ、セント・アンドリュースのメンバー理事でさえ、襟を正さなければ入れない店だ。

 

この店「ザ・サンダリー」はその昔、全英の優勝回数4回のトム・モリスが愛した店だ。当時のゴルフはマッチプレーだけだったが、トム・モリスは無敵の存在だった。

 

そこにジェームズ・マクガンが現れたのだ。バトラー公爵は沖田に座っているイスをどけて、床を見るように言った。その床板には無数の傷跡があった。

 

木目の流れに逆らうように、打った後が残っている。

 

それはジェームズ・マクガンのアプローチ練習の跡であった。トム・モリスはマクガンの短所を3ホール一緒に回っただけで見抜いたが、それはグリーン奥からのアプローチであった。

 

そしてマクガンはモリスに指導を乞い、夜遅くまで二人で練習した傷跡が床の傷なのだ。

 

毎晩夜遅くまで二人の練習は続き、二人の純粋な友情と、畏敬の気持ちが作った傷跡がそれなのだ。沖田は直接床の傷跡に触れた。

 

そして感じた。二人がここに立っていた気配と、モリスの寡黙な指導の声、そしてマクガンの必死な練習の姿を。

 

指導する者と指導を受ける者の、それぞれの幸せ、強いきずなと、互いを尊重する心をクラブヘッドで付いた100年以上前の傷跡から感じることが出来た。

 



 

周りのものが羨むほどモリスはマクガンに惜しげもなく自分の技術を教えた。

 

しかし、運命はマクガンを選手からキャディへと生きる道を変えた。それがマクガン家一族、つまりリリー、スザンヌとつながるキャディへと進んだ始まりなのだ。

 

そしてバトラー公爵は沖田に言う。

 

明日の戦いに必ず勝て!!それがふたりの男の魂に並ぶ唯一の手段だ。

 

 

勝って二人の魂に並ぶことによって、はじめてその魂の本当の意味を知り、真の勝者となることが出来るのだ。

 

そして全英の連覇を果たせ!!

 

10年生きることが出来るのなら10連覇を、20年なら20連覇を果たすのだ!!

 

わしはそれを信じている、そして沖田に出会うことが出来たことを感謝する。

 

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風の大地 ネタバレ!最新話688話の感想

風の大地【74巻】発売日はいつ?

 

沖田は100年前の食事を食べ、バトラー公爵の強い思いを感じ取った。

 

公爵はモリス家とマクガン家の伝統と血統を話し、本当はマクガン家に沖田のバッグを託したかったのだ。

 

しかし、沖田は笠崎以外に明日のキャディは考えていなかった。

 

バトラー公爵の思いを理解したうえで、敢えてそれとは異なるキャディを選んだ以上、明日は今日以上のプレーによって勝利しなければならない使命も同時に感じていた。

 

そして食事からの帰り道、暗い中で練習をするリック・スチュワートがいた。バトラー公爵や沖田を敵視する不気味な存在が闇の中で練習していた。

 

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