もくじ
週刊少年サンデーで連載中の
「十勝ひとりぼっち農園 ~おいしいカレーができるまで~」
2019年5月29日に発売された26号に掲載された
最新話72話を読んだので感想や内容の
ネタバレを紹介していきます。
スポンサーリンク
十勝ひとりぼっち農園【72話】のネタバレ!
十勝ひとりぼっち農園【71話】のネタバレ
できるまで72話 「水・食料・電気の確保」
北海道胆振東部地震による、北海道全域を襲った停電で完全に舞い上がってしまった横山園長。
冷蔵庫の食料は食い尽くしたのに、後手に回って食料の買い出しに失敗してしまう。
「次にやるべき事は・・・!?」
自分が地震による社会のダメージを完全になめていたと理解しても後の祭り。
逆に焦って、次に己がなすべき事が見えなくなっていたのだ。
と、そこで園長が目にしたのはバケツで水を運ぶ親子。
(水!)
園長のマンションは、ポンプ揚水式なので、町が断水していなくても水道が機能していないのだ。
「すみませーん、水ってどこで汲んできたんですか?」
親子に公園の水道が機能していることを教えてもらった園長。
ついに、
「水の確保に、成功しました!」
地震が起きて以来初めての建設的成功に喜んだのだった。
夜、自宅。
相変わらず電気は復旧していない。
蝋燭に灯をともし、その明かりの下での夕食。
「何かのミサみたいだ・・・」
ゴボウチップス主体の夕飯をボリボリと囓りながら、翌日の食糧確保を思う園長。
さらに、
「スマホも繋がらなくなってきたし・・・!」
バッテリー残量はあるが、携帯電話基地局の幾つかがが停電でダウンしているようだ。
しかもその残量もついに2%に。
「不安! すっごく不安!!」
普段は、他人のスマホ依存を小馬鹿にしていた園長。
この急場になって漸く自分もスマホに相当依存していたことを理解するのだった。
翌朝。
食料の買い出し前に、近所で電源を解放してくれている企業があると知った園長。
「おお、ここか」
冬厳しく、その時期の停電が致命的になる北海道では、自家発電機能を備えた企業が結構多い。
この地震に際しても、多くの企業が電源を解放してくれていたのだ。
「スマホ復活!」
貴重な情報源を再確保した園長。
スマホ画面を懸命になで回して、
(このSNS時代、非常事態でも細かい地元情報が収集できる)
と、目を輝かせるが、その時ふと耳に入ったのが、
「○○ちゃん、大丈夫だった?」
充電所でのおばちゃん同士の会話。
そこで語られる食料や生活に関わる生の情報を、しばし茫然と聞いて園長は悟る。
「非常事態というのは、普段自分がどれだけ周りの人間関係を大事にしているかをあぶり出す鏡なのだ」
と。
緊急時階下で、自らが単身孤軍である事を知った園長はスマホどころでなく、言葉を失い立ちつくすのだった。
『十勝ひとりぼっち農園』など少年サンデーをすぐに無料で読む
『十勝ひとりぼっち農園』の最新話を紹介しましたがやっぱり漫画は絵がないとだめだという方は
U-NEXTは、少年サンデーも電子書籍で今すぐ無料で読むことができますので
少年サンデーを画像付きで楽しんでください。
U-NEXTで少年サンデーを無料で読む
U-NEXTは、1ヶ月無料お試し期間があり、
登録すぐに600ポイントもらえますので、ポイントを利用して読みましょう!
また違約金もなく解約自体も非常に簡単ですのでご安心ください!
十勝ひとりぼっち農園【72話】ネタバレの感想
前々回から引き続いての胆振東部地震。
園長が思い知ったのは、一見現代的で、賢い情報収集ツールだと思っていたスマホより、こと「食べる」「住む」という生存に関するリアルで、かつ自分に必要な情報は、結局は身近なコミュニケーション由来のリアルさには勝てなかったと言うこと。
誤解してはいけないのは、東日本震災時などでSNSが人命救助や安否確認に大きな力となった事実だけど、同時にネット上では「緊急時、自分には不必要な情報」が大半を占め、特にはデマまで混じっていることもまた事実。そんな事を再確認させてくれる回だった。
普段のご近所づきあい、自分はどうしていたかなと振り替えってしまった。