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週刊少年サンデーで連載中の「十勝ひとりぼっち農園 ~おいしいカレーができるまで~」

2019年5月8日に発売された23号に掲載された最新話70話を読んだので感想や内容

ネタバレを紹介していきます。

 


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十勝ひとりぼっち農園【70話】のネタバレ!

 

 

できるまで70話 9月6日3時7分

 

 

月5日。20:30。

収穫したししとうで煮浸しを作って、自ら美味しく頂く横山園長。
しかも煮浸しには、豪華にツナ入りだ。

 

 

「ししとう美味い! 辛っ。でも美味い!」

 

無邪気に喜んでるが、前日の台風で農作物が全滅したかのように終わったのが先週号の引き。
一体畑はどうなったのか?

 

(台風の被害が致命的でなくて良かった・・・)

 

園長がししとう食いながら述懐するとおり、ちゃんと調べてみたら見た目ほどダメージはなかった模様。

 

地上部が折れていたり、すこし支え帽が傾いただけだったようだ。

 

「野菜強い!」

 

少し気になるのは、カレーのトッピングに期待のかかるトウモロコシの被害はややあること。

 

「収穫祭まで残り3週間、これ以上問題置きませんように・・・」
畑に向かって手を合わせて祈る横山園長であった。

 

 

同日21:00。

 

シシトウの夕飯の皿を洗い、
「さーて本業やっちゃいますかー!」

 

机に向かって気合いを入れる横山園長。
本来、園長は漫画家なのだ。

 

しかし10時半を過ぎても、その後(三時間も)休憩を挟んでも一向にネームが思い浮かばない。
漸く園長が原稿を描き始めたのは翌日の3時過ぎでった。

 

と、
「ん?」
(揺れてる・・・俺の頭が揺れてんのか?)

 

揺れを感じた園長だったが、天井証明のヒモが揺れている。
リアルな地震だ。

 

そう園長が認識したのもつかの間、
”グラッ!”

 

大きく長い揺れが園長を襲う。
「十勝おきって時々地震あるって言うもんな・・・」

 

不安そうな園長。まだ地震は収まらない。
(なんか酔いそう~)

 

そんな不快で激しい揺れに苛まれる園長にとどめを刺すように、
”バツンッ!”

 

 

部屋の照明が切れた。停電だ。

 

 

「せっかくネームノってきたのにー」
ぼやきながらスマホを点ける園長。

 

「震源地・・・胆振!?」
園長にはピンと来ない地名。ともかくも町の様子を見るためベランダに出る園長。

 

 

「おー真っ暗・・」
信号さえも消えている。

 



 


スマホに着信が。サンデー編集長からだ。
「十勝は大丈夫かよ」

 

北海道で大地震というニュースを見て安否確認をしてくれたようだ。

 

園長は、震源から遠いとか、停電で仕事できないから寝るとか、原稿送れても勘弁とか暢気な言葉を連発する。

 

しかし編集長の様子は重々しい。
「テレビ見れネエから分からないだろうが、震源地は大変だぞ」

 

「?」

 

 

9月6日に3時7分

後に「北海道胆振東部大地震」と名付けられる地震であった。
園長はまだ、朝には電気点くだろくらいにしか、この時は思っていない。

 

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十勝ひとりぼっち農園【70話】ネタバレの感想

 

 

胆振東部地震。そういえばドキュメント漫画なので当然出てくるわけだ。

 

このあと道内全域での停電や、新幹線始め鉄道、道内長距離バスのほぼ全面運行停止を園長は知ることになる。

 

おそらく園長の畑は地震の被害が少なかったところと思うが、仕事場からはその分遠い。

 

高速は通行止め、信号機も翌日は全てブラックアウトしていたはずだから、畑が気になってもおいそれと見に行くことも難しかったろうし、地域によっては携帯電話のつながりも良くなかったはずで、畑を見てもらう現地の農家の人にも連絡が付きにくかったろう。

 

ちょっと、気軽なショート漫画には重すぎる災害発生に、まずは畑と協力農家の人々の無事について、そしてこんなライトな切り口での漫画として翌日をどう描けるのか、今後の展開が心配になる。