もくじ

 

漫画雑誌のビッグコミックオリジナルで連載中の

前科者【38話】のネタバレを紹介します。

 

38話は、2019年11月5日発売のビッグコミックオリジナルに掲載されました。

 

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立場の弱い人間が抱える問題に、
主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。

保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは
何であろうか?本作は現代日本が抱える問題を
掘り下げる本格ヒューマンドラマです。

 

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前科者【38話】ネタバレ!最新話の漫画

 

前科者【37話】のネタバレ

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38話「頭じゃないの」

 

佳代が新聞配達のバイトをしていると、ホテルから見慣れた二人が出てきた。

 

えっ!!

 

みどりと父親!?

 

 

一体どういうこと!?

 

 

なぜこの二人が!?

 

 

佳代は思わず物陰に隠れた。佳代が悪いことをしているわけではないので、隠れる必要は全くない。

 

しかし、その光景を見た佳代はそれ時点から、自分が今何をしているのか、今自分がどこにいるのかさえ定かでないような感覚に襲われた。

 

 

 

新聞配達を終えて、事務所に戻ってみると、仲間の一人が新聞が届いていない家があると言ってくれた。慌てて、すぐにその家に新聞を持っていこうとしたが、すでに店長が行ってくれたらしい。

 

 

 

余計に佳代は落ち込んだ。次のコンビニでのバイトでも2時に上がる予定だったが、その時間が来ても気が付かなかった。

 

 

店長が時間を気にしてくれていて、その指摘があって初めて気が付いた。

 

 

その夜、ファミレスでみどりと会った。

 

 

みどりは屈託なく、パフェをおいしそうに食べている。

 

 

 

どうしても今朝のことが気になり、みどりを問い詰めてしまう。佳代の父親とホテルに行って、いったい何をしていたのか?

 



 

セックスはしたのか?セックスをしたのなら結婚する気はあるのか?佳代が大声で問い詰めるから、周りの客も振り返って二人を見ている。

 

 

佳代の大声を気にして、みどりはファミレスを出て、海で話そうと誘導した。

 

 

佳代とみどりの考え方は全く違っている。

 

 

みどりからしたら、何が問題なのかがわからない。男とセックスしたくてセックスをした。

 

 

 

その相手がたまたま、佳代の父親だっただけだ。みどりにとってはしたいから、しただけのことなのだ。みどりにとっては男と女は頭で考えるのではなくて、体で感じるものなのだ。

 

 

熟考するのではなくて、直感で感じるものなのだ。頭で考える佳代と、体で感じるみどりとは、基本的にすれ違ってしまうのだ。

 

 

今佳代の読んでいる「潮騒」を見て、みどりは今回の観察対象の安吾のことを連想した。

 

 

その安吾のことで、佳代を冷やかしたが、どうも冷やかしでは済まない。みどりと違って、そんな経験の少ない佳代にとっては、まじめに考えており、逆にどうしてよいかわからない感情なのだ。

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前科者【最新話】漫画のネタバレ!感想

 

佳代は保護司であり、対象に特別な感情は持たない。持たないと心に決めており、今までそのように対応してきた。

 

しかし今回の対象の安吾については、どうもそのペースが狂ってしまう。特別な感情を持っていないつもりだが、ついつい気にしてしまう。そして、そんな感情に鋭いみどりにも、そのことを指摘されてしまった。安吾は今日も佳代に会いに来た。

 

それは保護司に会いに来たのか?それとも、別の感情があって会いに来たのか?佳代の気持ちは揺れ動く。

 

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