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週刊少年マガジンで連載中の「はじめの一歩」

11月28日に発売された1244話のネタバレを紹介します。

 

 

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はじめの一歩【1244話】ネタバレ

いじめっ子でありながら、更生した(または本当に更生させるために)と一歩は信じたので、泰平にボクシングを教え始める。

 

泰平が一生懸命にトレーニングする姿を見て、

一歩も教える側として火がつき、会長に弟子ができたことを告げる。

 

すると、会長から、かつて一歩を一番最初に鍛えたミット打ちを送られる。

 

それは一歩にとって宝物だった。

 

 

そのミット打ちを使い、ますますボクシングの練習にのめり込んでいく一歩と泰平。

この時点で、一歩は泰平が更生したと確信していた。

 

ところが、大雨の日、

泰平がケンカ沙汰を起こしていることを知らされた一歩は、ケンカしている場へと急行する。

 

 

そこには、ケンカで平気でボクシングを使う泰平の姿があった。

 

ケンカを止め、帰ろうと泰平に呼びかける一歩。

 

ところが泰平は何人かのケンカ相手を倒したことで、悪い意味で自信がつき、一歩に「俺は強くなった。

 

もう、あんた(一歩)は必要ない」と冷酷なセリフを吐く。

 

同時に、一歩にとって大切な、会長のミット打ちを弾き飛ばしてしまう。

 

怒りを通り越して、頭が真っ白になってしまった一歩。

 

そして一歩は、何ともいえない表情で、泰平を平手で叩き飛ばしてしまう。

 

 

その後、青木のラーメン屋に場所をうつし、友人たちから慰めを受けるものの、どんな理由があろうと。

 



 

元日本王者が素人に手を出してはいけないと警察へ自首しに行くことに。

 

それを聞いた鴨川ジムの面々が、青木のラーメン屋に集合します。

 

泰平に対して怒りを露わにする板垣と木村。

 

逆に、意外なことに鷹村が「暴力はいけない」と発言。

 

鴨川ジムの中でも意見が別れます。

 

木村は今回の件について、そもそもの原因がイジメにあり、それは決して無くらないと持論を展開します。

 

見ず知らずの人間達を30~40人、ある日突然、教室という空間に入れて仲良くしろと言われても、それは分別ある大人でも無理な話で、イジメは必ず発生する、つまり「学校」というシステムが悪いと。

 

しかし、梅沢はかつて、

一歩をイジめていた経験から、何があってもイジメはダメだと持論を展開します。

 

最後に、泰平を張り飛ばした一歩の表情がまるで「人ではなかった」との報告を聞き、板垣は「人外……」と考え、

 

今回は終わります。

 

はじめの一歩 最新話の感想

登場人物やキャラクターの心理・人間関係を丁寧に書く作者だけあって、今回のイジメに関する議論は、非常に興味深く勉強にさえなった。

 

ボクシング漫画であっても、イジメ議論が不自然にならないように描ける点が作者の力量を物語っている。

 

一歩をイジめていた時代を思い出した梅沢の「俺達は小さな世界で王様気分でいて、一歩を大きな世界で一人ボッチにさせた」というセリフは漫画史に残る名ゼリフだと思う。

 

また、特に今回は、かつて鷹村が「チャンピオンになるには、人外のモノになるしかない」との発言が伏線になっており、最後の板垣の「人外……」という思いは、一歩の復帰を暗示しているようで、今後の展開に目が離せない。