もくじ

 

ビッグコミックスで連載中の『しょうもない僕らの恋愛論』

最新話23話のネタバレを紹介します。

 

12月10日発売の第24号に掲載されました。

 


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しょうもない僕らの恋愛論【23話】ネタバレ

 

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23話「お久しぶりです」

 

長年表紙デザインを任されていた「コミックソウル」の仕事がなくなった。

 

 

コミックソウルの発売元の小英出版の内部抗争が原因で、雑誌を一新するのが目的らしい。社長は君の責任ではないと言ってくれたが、筒見は心穏やかではいられない。

 

 

本当に俺の責任ではないのだるか?

 

俺のデザインがマンネリ化していて、それが原因で雑誌のイメージ一新ということになったのではないだろうか?

 

 

自問自答していたところに、バイトがやってきた。

 

 

「ワカタマコ」がサイン会をするので、筒見にも顔を出してほしいと話があったとの伝言を伝えに来たのだ。

 

 

ワカタマコは以前筒見が担当していたが、その仕事もキダ・デザインが担当することになったのだ。

 

 

 

キダ・デザインは確かに業界の最大手で、実績も信頼感も抜群であるが、これだけ次々と仕事を奪われると安穏とはしていられない。

 

 

その夜、絵里に呼び出されてイタリアンレストランで待ち合わせた。

 

 

 

行ってみると絵里の同期の友人の河島薫という女性が一緒だった。

 

 

 

薫という女性は次々と言葉を浴びせてくる。聞いていると絵里に、何人もいい男を紹介したそうだが、絵里が一向にその気にならない。

 

 



 

 

その原因は25年間思い続けた相手がいるそうで、その相手が拓郎だったのだ。

 

 

薫は本当に仲の良い友達の様で、絵里が今幸せに同棲していることを、自分のことのように喜んで涙ぐんでまでいた。

 

 

 

絵里は拓郎と同棲するタイミングで実はマレーシアへの長期出張が決まっていたそうだ。

 

 

 

それを断ったらしいが、拓郎はそのことが気になり、食事の後絵里に仕事を優先してもよかったのにと言った。

 

 

拓郎の仕事の行き詰まりが気になっていたのだが、それを絵里にも当てはめてしまったのだ。

 

 

絵里は、仕事より拓郎と一緒にいたかったのだと、拓郎を突き飛ばし、走って行ってしまった。

 

 

拓郎は女心がわからない。

 

 

数日後、昔担当していた義理もあって、ワカタマコのサイン会場に足を運んだ。

 

 

後ろから声を掛けられ振り返ってみるとくるみだった。

 

 

喫茶店に入り、くるみと話していると依然と雰囲気が違う。

何か吹っ切れた感じで、淡々と話す。

 

いったいどうなったのだろう。

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しょうもない僕らの恋愛論【23話】ネタバレの感想

 

拓郎は最近何か心が落ち着かない。仕事が徐々になくなっていく。歳を取ったことがセンスにも影響して感覚が古くなってしまったのだろうか。

 

 

若いデザイナーについて行けず、どんどん追い越されていく気がする。絵里との同棲はうまくいっていると思っているが、これも女心がわからず、時々衝突してしまう。

 

 

そんなときに久しぶりにくるみに出会った。以前の別れ際のこともあり、ゆっくり話したかったが、何か以前のくるみと違う。相変わらずかわいいが、落ち着いて見える。

何があったのだろう。少し寂しい。

置いて行かれた気がする。