もくじ

 

週刊ヤングマガジンで連載中の『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』

2019年8月19日発売の38号に掲載された

最新話、第327話のネタバレです!

 

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賭博堕天録カイジ 24億脱出編【327話】ネタバレ


 

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カイジ【327話】誤謬

 

逃亡するカイジたちを追い続ける帝愛グループは執拗を極めた。
挙句にはポケットテッシュの挟み込みチラシに顔写真を刷るほどだ。

 

そのチラシを銀行で見たカイジは慌てふためき、銀行窓口で本名を呼ばれたことから素性がバレてしまう。

 

急ぎ銀行から退店したカイジだが、その顔を見た顧客は帝愛グループに通報を入れた。
この間約20分。

 

 

迫りくる帝愛の包囲網だが、カイジは変装以外の一手間でこの窮地を脱する方法があるとキャンピングカーの中で対策を練っていた。

 

 

カイジを見かけたという茨城県笠川市の大黒銀銀行の近くに帝愛グループのサラ金支店があったことが幸いし、通報後10分という電光石火で、最寄り駅の改札、バス停、タクシー乗り場、駅以外の街中にあるコインロッカーと至る所に黒服を張らせた。

 

 

まさに「茨城ロック」。
帝愛はカイジたちを目撃情報のあった茨城県から脱出させないつもりだ。

 

 

支度が整った遠藤も早速現場に向かう。

 

 

車を手にしていない場合の移動手段、

宿泊施設、一時現金預所を捜索・張り込みの最重要激熱ポイン。

 

その伏線は既に3日前に起きていた「エスティマショック」。

 

 

予めカイジはレンタカーで車をレンタルすると、わざと立体駐車場に放置したままにしておいたのだ。

 



 

遠藤は完全な疑心暗鬼に追い込まれる。
24億円もの大金を運ぶには車は必然と思っていたからだ。

 

さすがの遠藤も部下に相談をしてみるが、車を購入した形跡はなく、盗難車であれば騒ぎが大きくなるのであり得ない。

 

そこで遠藤は移動手段が鉄道ではないかと仮説を立てる。

 

24億円は240㎏でだが、3人ならば一人当たりは約80㎏で済む。
大型のキャリーバックは7億円強は入る寸法だ。

 

つまり7億円はキャリーバックで1

億円は背中にリュックに背負えばギリ可能な移動手段になる。

 

エスティマを借りることで車移動と思わせながらの、その実は鉄道による移動。

 

この3日間の問答から得た答えで帝愛は「茨城ロック」として、県内封じ込めにかかったのだ。
しかし、当のカイジたちはキャンピングカーで常磐道を悠々移動。

 

帝愛グループの黒車は対向車のそれを知らずに、虚しくすれ違っていくのだった。

 

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賭博堕天録カイジ 24億脱出編のネタバレ感想

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帰省の時のようにまたも遠藤を煙に巻いたカイジ。

茨城ロックと称して鉄道移動を予想したことから、おそらく帝愛グループはJR沿線の各駅を中心に見張りを付けるはずだが無駄な労力だと言わずにはおれない。

しかし一見カイジたちは奪取に成功はしたが、今回の件でレンタカーをダミーに見立てる方法はもう使えなくなった。

現金の全預貯金はまだのはずだが、全国的の金融機関に見張りをされたら、カイジたちも迂闊に新規口座を作ることが困難になった。