もくじ

 

ビッグコミックオリジナルで連載中の

新黒沢 最強伝説の最新話156話のネタバレを紹介します。

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新黒沢最強伝説【156話】最新話のネタバレ

 

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第156話「マスコミ」

 

恋之助は奇跡の生還を果たした。

 

死んで当たり前のような濁流に呑み込まれ、死線を乗り越えて生還した。恋之助にとっては、まさに人生をギュッと圧縮したような一日だった。

 

 

そして、翌日目覚めると恋之助の枕元には、おばば、神林、そして警察の人間が事情聴取に訪れていた。生身の人間が、仮にも一人、濁流にのまれて行方不明になっているのだ。

 

 

この出来事で、警察や消防が動かないはずがない。今回のケースは自然災害で、大雨がもたらした鉄砲水が原因である。

 

 

そういう意味では刑事事件には当たらず、あるとすれば民事事件であるが、今回の決闘ショーは当事者の両人ともが納得の上、参加したものであり、基本的には自己責任である。

 

 

もし、観客のマダムが濁流にのまれた場合は、このイベントの主催者である愛生流は民事責任は免れることはできないだろうが、観客が呑み込まれたことは一件もなかった。

 

 

 

また、当事者で行方不明の黒沢は民事で訴訟を起こしたいところだが、その本人が行方不明ではその訴訟を起こすことさえできない。

 

 

 

したがって愛生流に対して警察からの叱責があるだろうが、それについては頭を下げて謝ってさえいれば、通り過ぎてゆく親父の小言のようなレベルだ。

 

 

 

ところが、思わぬ事態が発生した。

 

 



 

 

観客として参加していたマダムたちのつぶやきから、決闘自体が世間に知られるところとなり、ダイの大人が起こしたとんでもないニュースとしてマスコミに面白おかしく報じられるところとなった。

 

 

神林はそのあと数日間、マスコミに追いかけられ、その対応に追われることとなったのだ。

 

 

 

しかし、神林にとってはその辺はお手の物で、質問や追及に対する回答をのらりくらりとかわしながら、乗り切ってしまった。

 

 

それどころか、転んでもただでは起きない神林である。

 

 

そのようなマスコミのニュース放映を千載一遇のチャンスととらえ、さらに愛生流の拡大を図ろうと考えていた。マスコミのニュースにより、愛生流はガチで決闘する流派だと伝わっている。

 

しかも、師範の恋之助はイケメンで、強運の持ち主だと信じられていることを、神林にとって利用しない手はないのだ。

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新黒沢最強伝説 156話ネタバレの感想

 

神林は今回の恋之助の経験を、利用しない手はないと考えた。確かに、奇跡の生還を果たしたことは事実で、その経験から、恋之助を「抱躯龍 清鑑」と改名させようと考えた。

 

濁流から生還した若き求道者として売り出そうと考えたのである。今までの恋之助なら、神林の言う通り、それに乗り、担ぎ上げられて踊らされていたであろう。

 

しかし、恋之助は変わった。即座にその名前を書いた紙を破り捨て、恋之助が神の領域などとんでもない話だと言い出した。

恋之助にとって、黒沢の最後の救いの手が忘れられないのだ。

 

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