もくじ
週刊ビックコミックスで連載中のフォーシーム(漫画)
3月10日発売の第6号の最新話、第145話のネタバレです!
かつての豪速球投手・逢坂猛史36歳!! 王様気質で暴れん坊でバツイチで、峠を過ぎたと揶揄される先発投手!! 日本中が注目する大一番のマウンドで、交代を告げられた逢坂は、なんと自軍の監督をネックハンギング!! 至極当然どこからも見放される逢坂が、次なる戦場と定めたのは、なんとメジャーリーグだったから球界騒然ッ!!
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フォーシーム【漫画】 第145話のネタバレ
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第145話 「必然」
ナイスプレー!!
大ファインプレーだぜ!!
おうっ!!おうっ!!
ハイタッチの一塁ベンチは、まるで勝利したかのような騒ぎだ。
ノーアウト2塁3塁のフェアリーズの攻撃を逢坂はよく防いだ。
ゴールデンルーキーで天才と呼ばれるA・ハーパーを、三振に打ち取り、続くペレスはスクイズでバットに当てられたものの、ダイビングキャッチしてダブルプレーに打ち取った。
とっさに高めに投げたり、グラブの網に引っ掛けたり、神がかり的なプレーだ。GMのビーズはどのプレーも紙一重であって、あと1イニングに奇跡のような偶然はもう起きるとは考えられないと言う。
しかし、オーナーは違う。強い意志が偶然を起こし、それは偶然ではなく、必然だと言う。さて、9回の攻防である。
9回の表のフェアリーズはクローザーのブガッティを投入してきた。鬼のようなブガッティはアスリーツの攻撃を三者連続三振に打ち取り、味方打線に檄を飛ばした。
いよいよ9回の裏である。はたして逢坂はフェアリーズの攻撃を抑えきれるか。2イニング目の登板である。いやしかし、ほかに投手が残っていない。
逢坂がどれほど疲れていようと逢坂に任せるほかない。
打席は7番左打者のエドモンドだ。第1球、ボールになるスライダーで詰まらせようとするが、球が甘い。火を噴くようなライナーでライト前ヒット。
ノーアウト1塁である。
キャッチャーは逢坂に駆け寄ろうとするが、逢坂は大丈夫だと、それを制する。もしかしてハーパーへの投球や、ペレスのスクイズへのダイビングキャッチでエネルギーを使い果たしたか。
しかし、疲れていようが、球が甘かろうが逢坂に任せるしかないのだ。次打者への第1球。1塁走者を送るために、セオリー通りバントをしてきた。逢坂は飛び出した。
セカンドでアウトにするつもりだ。打球が強い。あーっとっと!!ボールが飛び出す。逢坂の手につかない。ファンブルしている間にオールセーフだ。
ノーアウト1塁2塁となった。絶体絶命だ!!バント策でも強硬策でもどちらでも得点に近付く。さて、次の打者ユーリアスはバントの姿勢を取る。
3塁のケンプが近づくが、一転バスターだ。
インコースの高めを叩く!!
いい当たりだ!!
ケンプは横っ飛びに捕球する。
ワンバウンドだ。
ケンプはタッチして立ち上がる。ワンアウト、セカンドに送って2アウト、そして打者のユーリアスがよろけている間に1塁に送って3アウト。トリプルプレーの完成だ。
フォーシーム【漫画】 ネタバレの感想
今回も逢坂はセーブを継続した。しかし、この8回9回は神業プレーの連続だった。8回は逢坂がハーパーを10球使って三振に打ち取り、ペレスの打球をグラブの網に引っ掛けてダイビングキャッチした。
エネルギーを使い果たした9回はケンプがスーパープレーで助けてくれた。バントと読んで前進したが、バスターで下がり、しかも横っ飛びのキャッチだ。
打者が無理な体勢で打ったのでよろけている間に、トリプルプレーの完成だ。オーナーの言う通り、「強い意志が偶然を起こすが、それは偶然ではなく、必然だ。」
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