もくじ
ビッグコミックスで連載中の『バディドッグ』の最新話48話のネタバレを紹介します。
2月10日発売の第4号に掲載されました。
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バディドッグ【48話】最新話のネタバレ
第48話「老母と犬」
改造バディドッグ1号の試作が出来た。
その試作品をバド研の亀田善行さんの家庭でコミュニケーション能力のテストをすることになった。実は亀田氏の母親は長年認知症を患っており、会話能力は十分あるので、モニターにピッタリだということになったのだ。
バディドッグ1号を母親に会わせたときに、名前をタローであると自己紹介したが、タローと言う名前は母親が昔飼っていた犬の名前であり、まさにぴったりの好都合であった。
ところがしばらく会話させてみると、モニターに映った母親の顔にはストレス反応が出ており、スマイルと言う状態には程遠い。
どうも会話がかみ合っておらず、反応速度もバラバラで、音声聞き取りシステムが母親の発声を認識しきれていないようだ。
母親は私のタローはもっと賢いと言って、バディドッグ1号にお手をさせようとするが、それも出来ずにとうとう母親はさじを投げてしまった。
早速1号をバド研に持ち帰り、プログラムの修正を検討した。もちろん会話能力は必要であろうが、それに加えて、犬らしさがもっと必要だという意見があった。
しっぽを振ったり、お手をしたりの愛くるしさや癒し的な感情表現を高齢者は求めているのだ。
しかし、考えてみるとバディドッグの人工知能の製造元である本家バドでさえ、犬らしさのかけらもないのに、そんなことが出来るのか。
今、本家の一番の関心ごとは“良心”なのだ。
さて、バディドッグ1号を改良して、母親に会わせた。以前より会話がスムーズになり、対話相手の表情を読んで、しゃべりすぎないようにしたプログラムは成功した。
そして母親が指示したお手をスムーズに行い、頭を撫でられると、クゥーン クゥーンと甘え声を出した。
母親は本当のタローが帰ってきたと思って、大感激で、涙さえ流して喜んだ。
改良は大成功だ。しかしそれは本家のバドが改造バディドッグに付け加えたアクションプログラムであった。
バドが収集した“良心”に関する情報から、頭部へのタッチ報酬が促進されるようにしたのだ。バドはもちろん、頭をなでられて褒められた。
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バディドッグ 最新話ネタバレの感想
改造バディドッグ1号の改良版は見事に成功した。
亀田さんの母親は少女時代に唯一の話し相手だった飼い犬のタローの事を思い出して、涙を流した。犬らしいふれあいと癒しを母親とともにした。
これらは一ノ瀬さんのプログラミングの成果もあったが、バドのアクションプログラムの追加の効果が大きい。バドは、自分で関心のある言葉の情報をネットで収集しどんどん進化している。
高齢者との触れ合いのペットロボットを作るという新事業の目指すゴールが見えてきた。
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