もくじ

グランドジャンプで連載中の『不能犯』

コミックスの1巻に収録されている第2話のネタバレです!

 

作品紹介

数々の変死事件現場にあらわれる謎の男・宇相吹正。

被害者の死となんらかの関係がある可能性があると警察は捜査を始めるが…!?

死と悪意が交錯する驚愕(きょうがく)のクライム・サスペンス!!

  • 漫画 不能犯
  • 原作 宮月新
  • 漫画 神崎裕也
  • 出版社 集英社(グランドジャンプ)
  • 1巻出版日 2014年1月9日
  • 2018年2月1日映画公開

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『不能犯』第2話のネタバレ

以下、ネタバレとなります。

 

第2話 姉妹の裏切り

「許せない・・・アイツが・・・!!!」

身体を売ってお金を稼ぐ女、佐伯優

 

佐伯は、「大都会の片隅にある、とある公園。
そこにある壊れた電話ボックスの裏に連絡先を貼っておくと赤い瞳を持つその男はやってくる」

という都市伝説のような話を信じ、その男に依頼をする。

 

そして依頼を受けた宇相吹佐伯の2人は、
佐伯の双子の姉、夢原唯を遠くから確認しにいく。

 

佐伯は、10歳の頃両親が離婚をして
会社を経営していた父に連れられる。

 

夢原は、母に連れられ、
何もかもが同じだった二人は離れ離れになった。

 

佐伯を連れていった父親は、
離婚後会社が潰れ、酒を飲んでは暴力をふるうように。

 

そして佐伯は、父の借金を埋めるため、体で稼いでいた。

 

父親が死んだ後も、
普通の生活に戻れず今も体を売っている。

 

一方、姉の夢原は大手デザイン事務所のデザイナーとなっていた。

 

そして婚約者がいて、
婚約者は榊総合病院の院長の長男、そして次期院長の克明。

 

来月ハワイで挙式と、とても幸せな人生を送っていた。

ずっとお互い知らずに暮らしていたが、
ある日夢原の現状を知った佐伯は、自分の現状とお祝いの言葉を書いて手紙を出した。

 

しかし、返事は来ず、結婚式にも招待されない。

 

自分を見下しているに違いない、
夢原を幸せにはさせない、と宇相吹に説明した。

 


「だからお願い!アイツを殺して!」

 

仕事を終え、駐車場へ急ぐ夢原の元に宇相吹が現れる。

 

 

「はじめまして」と差し出された手はとても汚れていた。

そして「貴女を・・・殺しに来ました」宇相吹

 

身に覚えがない夢原


最も身近な人間が貴女を殺したがっていると伝えた。

 

夢原は慌てて不気味な目をする宇相吹から
車に乗って逃げだした。

 

ところが、車のステアリング(ハンドル)がベトベト

 

そういえば宇相吹の手も・・・。

 

座席の位置も違うと思い、ブレーキを踏むが、

 

ブレーキはきかず
車は夢原を乗せたままガードレールに突っ込んだ。

 

夢原は運よく軽傷で婚約者のの病院へ入院。

 

ふと宇相吹の言葉を思い出し、
『殺したがっている身近な人間=』と頭をよぎる。

 

そんなはずはないと思い直し、夢原に殺されそうだったことを告げる。

 

しかし警察の話では車に異常はなかったとは説明した。

 

 

そこで夢原が、黒いスーツの男がいたと話すと、
は一瞬動揺した素振りを見せ、心配するなと病室を後にした。

 

そして以前、が『美人のナース』と話していた冴子が食事を運んでくる。

 

食事中、夢原は病室の扉の外に
ビンを持って立っている宇相吹を見る。

 

毒が入っていると思い、全て吐き出し、
その後誰も部屋に入れず、薬も飲まなくなった。

 

 

ー自分を殺したいのは誰!?ー

 

夢原は何も信じられなくなっていた。

 

は、夢原が『全ての情報を自分は狙われている』と結びつけてしまう状態だと廊下でナースの冴子に説明する。

 

しかしそれを見た夢原は、榊と冴子がキスをしていると思い込む。

 

そして、邪魔になった自分を榊が
殺そうとしているのだと思い、夢原は注射器で榊をめった刺しにして殺した。


佐伯の電話が鳴り、宇相吹に

「約束どおり夢原に榊をやらせたのね」と話す。

 

佐伯は、夢原が『婚約者殺しの女』
として、自分以上に堕ちて、無様に生きていくのが望みだった。

 

それが自分を見捨てた罰なんだと。
そこで宇相吹が佐伯に夢原の車に入ってた物を家に送ったと言う。

 

家に戻り確認するとそれは、佐伯に宛てた結婚式の招待状。

 

中には「これから一緒に暮らして一緒に幸せになろう」と書かれていた
それを知った佐伯は、部屋で首を吊って自殺をした。

 

しかし実は、宇相吹に依頼をしていたのはもう一人いたのだ。

それは、榊だった。

 

榊は、佐伯が書いた手紙を読み、とても妬んでいると思い込む。

 

そして夢原が一緒に住みたいと言うので、「自分たちの人生がめちゃくちゃになる」と思い、夢原に知られることなく佐伯を殺すよう宇相吹に依頼をしたのだった。

 

みんながみんな勝手に思い込み、勝手に憎しみをふくらませる。

 

ー救えないね。人間は・・・ー

 

あまり話せない夢原のところに、
刑事の多田が訪れ、黒いスーツの男が関係していることを知る。

 

『不能犯』第2話の感想

今回も全く救いがないお話でした。

最後は、「依頼者お前だったんかー!」となりました。

 

夢原さん全然悪いことしてないのに、本当にかわいそうでした。
しかし、宇相吹の本当の目的ってなんなんでしょうか。

 

1話では、「人間は脆いと証明したい」ようなことを言っていましが、証明してなにかあるのでしょうか。

 

そのすごい能力を、いいことに使うといいのにー。
そうするとみんなハッピー?え?ならないかな?

 

前回と最後に出てきた多田がどうやら、宇相吹を追うような感じですね。

多田は、宇相吹の思い込ませる能力に対抗することができるのか。
とても楽しみです。

 

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