もくじ
グランドジャンプで連載中の『不能犯』
コミックスの1巻に収録されている第1話のネタバレです!
作品紹介
数々の変死事件現場にあらわれる謎の男・宇相吹正。
被害者の死となんらかの関係がある可能性があると警察は捜査を始めるが…!?
死と悪意が交錯する驚愕(きょうがく)のクライム・サスペンス!!
- 漫画 不能犯
- 原作 宮月新
- 漫画 神崎裕也
- 出版社 集英社(グランドジャンプ)
- 1巻の出版日 2014年1月9日
- 2018年2月1日映画公開
タイトルの『不能犯』とは?
『不能犯』とはどういう意味なのでしょうか?
気になったので、不能犯の意味を調べてみました。
不能犯とは、ある罪を犯そうとする意思で行為をなしたが、その行為の性質上、犯罪の結果を生む可能性がなく、未遂犯にもあたらないとされる行為。
例:呪術(じゅじゅつ)によって人を殺そうとすることなど。
色々と説はあるようですが、あの有名な『丑の刻参り』などが不能犯にあたるようです。
なるほどなるほど。
『不能犯』第1話のネタバレ
以下、ネタバレとなります。
第1話 冤罪の償い
とある喫茶店。
「あなたが今飲んでいたこのアイスティ・・・実は・・。」
と、謎の男が机の上にいたアリに、アイスティの水滴をかける。
すると、アリはドロッと溶けてしまった。
それを見た闇金業者の男は「毒を!?」と苦しそうにする。
「心配しなくていいですよ。楽に逝ける。サヨウナラ。」
闇金業者は机に突っ伏す。
警視庁杉並北警察署。
闇金業者変死事件の担当刑事夜目に、同僚の河津村から鑑識結果が手渡される。
結果は、「死体からも現場からも男の死に結びつく毒物は一切検出されなかった」
防犯カメラの映像には、闇金業者と話す黒スーツの謎の男が映っている。
そしてテーブルの上には、糸くず。
この謎の男が事件に関係していると、夜目は謎の男の元へ向かう。
夜目は以前、河津村の息子を誤認逮捕で自殺へと追い込んだ過去があった。
以来、精神安定剤を飲んでいた。
謎の男の名前は『宇相吹 正』(うそぶき ただし)
夜目と後輩刑事多田の2人は、公園のベンチで猫と寝ていた宇相吹の元を訪れる。
宇相吹は夜目に「猫に餌をあげてほしい」と猫缶を渡す。
しかし、餌をあげている途中に猫が夜目の手を引っかく。
その引っかかれた箇所を、宇相吹がなめたので、夜目は宇相吹をひっぱたいて宇相吹とわかれた。
ところが、その宇相吹になめられた箇所がみるみる腫れ上がり、夜目は毒を盛られたと医務室を訪れる。
しかし、毒の類は検出されず、傷もとても浅いとのこと。
宇相吹が何かしたに違いないと何日も泊まり込みで調べる夜目。
そこに河津村が現れ、河津村が昔聞いたという実験の話をする。
それは、「思い込みで人は死ぬ」という話だった。
もしそれが可能なら、宇相吹を罪に問うのは不可能。
それはー不能犯ーと呼ばれるものだった。
「人間は一度思い込むと、その呪縛から逃れることはできない」
以前、夜目が河津村の息子にそうだったように。
夜目は、河津村の息子を思い込みで殺してしまったことを思い悩み、宇相吹に会いに行く。
そしてそこで、2人は身体を重ねることに、、、。
宇相吹は、楽しかったお礼にと夜目に1つ教えてくれた。
ーあなたは今夜死ぬーと。
なぜ自分が死ななくてはならないのか、目的はなにか尋ねる夜目。
宇相吹は
ー人間は脆いと証明するためー
と答えた。
その夜、夜目は風呂場で幻覚を見た末、手首を切って死んでしまう。
実は、河津村が宇相吹に、夜目の殺害を依頼していたのだ。
宇相吹と会っていた河津村は、死んだ夜目を汚い言葉でののしった。
しかし、そこに宇相吹の姿はなく、実は刑事部屋で、真相を他の刑事に知られることになってしまった。
宇相吹は公園のベンチで猫に餌をあげている。
「愚かだね。人間は」とほくそ笑む。
感想
とにかく宇相吹 正が謎だらけです。
なぜここまで、人を思い込ませることができるのか。
そして、表紙から、どうやら目は赤いようなのですが。
その目に何か力が宿っているのか。
もしかすると、悪魔とか人間ではない可能性も?
読み始めた時は、「予告犯」や「デスノート」のように刑事VSという話だと思っていたので、刑事の夜目が死んでしまってびっくりしました。
「犯」とつくからには、誰か捕まえに行くと思うのですが、それは一体誰か。
まだまだ1話では、謎だらけです。
この先、どう展開していくのか、とても楽しみです!
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