もくじ
ビッグコミックオリジナルに連載中の「風の大地」
698話のネタバレを紹介します。
2019年9月5日発売に発売された第18号に掲載されました。
風の大地【698話】最新話のネタバレ
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698話「新しい恐怖」
沖田は3ホール目を何とかパーで切り抜けた。
ポットバンカーにつかまり、スタンスさえ満足に取れない状態で、鹿沼時代に練習したことのある左打で危機を乗り切った。
そのショットをするために、反対するであろう笠崎を沖田のそばから遠ざけたことが、笠崎の疑念を生みだした。
笠崎はその疑問を沖田に正直にぶつけた。
一体俺は沖田にとって何者なのか?
このままバッグを担ぎ続けてよいものか?
沖田の答えは明確だった。
「共に微笑むことのできる人で、同じ目標に向かって、一緒に歩み続けることのできる人だ。」
その答えを聞いて笠崎はオキタの言葉を担いでいくことにした。
沖田は信じている。
ゴルフを難しくするのは恐怖の感覚だ。
曲がる恐怖、ミスショットの恐怖などいろんな恐怖があるが、それらに打ち勝つことができるのは、信頼出来て共に戦ってくれる人がいればこそであると。
リック・スチュアートは、5年に一度の全英でのみトーナメントを闘ってきた。
さらに多くのトーナメントで戦えば、賞金も手に入り、生活に余裕も出てくるが、あえてそれをしなかった。その分、全英のコースも、芝も、風さえも知り尽くしていた。
そのリックが全英の空気の変化を感じていた。
ドライバーを素振りするときの音が変わってきたのだ。今はまだ、ドライバーを使うことができるが、もう少しすると球は左右に散り出し、安定しなくなる。
それほど、空気の変化があるのだ。このホールはリックはドライバーで強烈なドローボーロを打った。ドローボールというより、観客の頭の上を飛ぶようなフックボールだ。
ドライバーを使えるうちに、ドローボールで飛距離を稼ぐつもりのようだ。
それは見事に成功した。美しいスウィングで、美しい超ドローボールを打ち、見事にフェアウエーの真ん中にボールは転がった。
それを見ていて沖田は迷った。
今までの3ホールのボールの飛びから見て、3番ウッドにするべきか、ドライバーにするべきかを迷っているのだ。沖田も敏感に感じていた。
海風が重くなってきたことを、そして初めて経験する変化を恐怖しているのだ。
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風の大地 ネタバレ!最新話698話の感想
風の大地【75巻】発売日はいつ?
沖田は予期不安を持たない男だ。不安を持てばそれが見事にゴルフに現れる。コースを攻める戦略、球筋、飛び具合に影響を与えるのだ。コースを知り尽くしているリック・スチュアートはその変化を敏感に感じ取り、その変化がボールにもどんな影響を与えるかを知り尽くしていた。
沖田はまだ、セントアンドリュースでそれほどの経験を積んでいない。しかし、空気の変化を感じ取ってはいた。そしてその変化が、どのように影響するかを知らない。
今までは恐れを知らない、攻めのゴルフをしてきた。もしかするとそれを変えるべき時かもしれない。
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