もくじ
「少年マガジンエッジ」で連載中の「くちはちぶ」
最新話28話のネタバレを紹介します。
28話は2019年11月15日発売の12月号に掲載されました。
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くちはちぶ【28話】のネタバレ
くちはちぶ【28話】本当の気持ち
夕食の準備を始めようとしていたかざりの母親は、冷蔵庫の中にかざりからの手紙を見つけます。嬉しそうにかざりの母親は手紙を広げます。
手紙は父親を殺したことに対しての謝罪から始まっていました。そのころかざりの手の中に捕まっているたんぽぽは、かざりの闇を暴き始めていました。
かざりは自分の正しさを肯定してもらいたいだけ、誰かを助けるために誰かを殺したことは正しいことだと言ってもらいたいのだとかざりを見透かしたように話すたんぽぽは、同じことはもうやめて、と言います。
手紙の内容に戻ります。
かざりは母親が父親からひどい仕打ちを受けていることを知りながらも、父親を刺したあの日まで怖くて何もできなかったこと、さらには罪を母親に被せてしまったことや、父親を殺してしまったことを後悔しているのかもしれないと語っています。
それでも自分は正しいことをしたと思い込みたいかざりは、自分と同じ人、あざみを見つけます。
かざりは自分の選択が正しくなければ生きていた意味も、生きていく意味もないと語っています。
そして、自分がいなくなっても、自分のことを母親を愛した自慢の娘だと誇りに思ってくれ、と書いて手紙を締めくくっていました。
かざりの母親はすぐにどこかに電話をかけます。
場面はかざりたちの所に移ると、かざりは父親を殺したのだと話し始めます。
かざりの父親は、自分の身勝手な思い込みで母親の顔に傷をつけたようです。
かざりはその様子を再現し始めます。
かざりが父親でたんぽぽが母親。かざりはたんぽぽのことをかわいいと言って突き飛ばすと、目玉をくりぬき宝石をつめてもっとかわいくしてやると言います。
たんぽぽに馬乗りになるかざりはナイフを振り上げています。
この様子を見ている第三者あざみこそ、当時のかざりです。
あざみはナイフを奪いに来ました。そのときたんぽぽが無視するなと叫び、立ち上がります。
たんぽぽはかざりに本当は殺しなどしたくない、父親を殺したくはなかったのではないかと言います。かざりの母親はかざりに電話をかけ続けています。
その発信画面には父親を含めた家族写真が映し出されています。
警察が現場に到着しました。
たんぽぽにも、母親にも”やめて”と言われるかざりは、自分もその言葉を言えていたら何かが変わっていたのではないかと想像します。
警察が近づいてくるなか、かざりはもう一度たんぽぽを引き寄せます。
そして、自分は間違っていなかった、あの時母親を助けなければよかったなんてはずはない、と泣き始めます。そんなかざりをあざみは肯定しました。
すると次の瞬間、かざりはたんぽぽと一緒に建物から飛び降りました。たんぽぽはかざりに手を伸ばすもはねのけられ、あざみと警察官に捕まれてなんとか落ちずに済みます。
一方で落ち続けるかざりを追いかけて踏も建物から飛び降ります。
そしてかざりを抱き締めて自分が下敷きになると、そのまま下にしたパトカーに激突。
しかしすぐに起き上がると無視法違反でかざりを逮捕しようとしますが、かざりは気を失っています。
くちはちぶ【28話】ネタバレの感想
とても濃く長い内容の話でした。かざりは死んでしまったのでしょうか。話のスタートからまるでこの世からかざりがいなくなるような話の進みかたをしていきました。
母親が大好きなかざりは間違ったことをしていないと思います。しかし、自分にもそれがわからなくなってきたのでしょう。その気持ちが大きくなっていくにつれて生き辛さを感じていたと思います。このまま死んでしまいたい。
しかしそんなかざりを踏は助けました。逮捕はするが国民を殺したいわけではないようですね。それにしても踏の身体能力が不思議でなりません。