もくじ
モーニングで連載中の『会長島耕作』
2018年18号4月5日発売のSTEP101のネタバレです!
入社43年。総合電機メーカー「テコット」の会長に就任した島耕作。
社業は基本的に社長の国分に任せ、日本の国益のために邁進する決意をした島には、ある巨大な壁が立ちはだかっていた。
ひとつは海外電機メーカーの躍進。
もうひとつは長年にわたって経済界を支配してきた「財界」。
65歳を過ぎて、「財界」の大物たちにイビられつつも奮闘する島耕作。
そこには一人の人間が、ゆずれないものを守るため闘う姿があった。
「永遠の恋人」を誓った大町久美子との入籍も果たしたスーパービジネスマン・島耕作に用意されたステージは過酷かつ大きなやりがいのあるものとなる——。
『会長島耕作』STEP101
「Ain’t No Sunshine」
時期民自党総裁選前の地盤固めに現金という実弾を撃ちまくる、現総裁眞鍋の対立候補の支持者たち。
クリーンで手堅いタイプの眞鍋に勝つための
実弾を撃ち尽くした感があり、それでも眞鍋に勝つにはまだまだ数が足らない。
こうなれば、弱点がすくない眞鍋の敵失(エラー)を待つしかなかったのだった。
そのころ総理官邸では経済界のトップによる
労働者の賃金のベースアップの会合が開かれていた。
大勢有利の現職眞鍋もいつになくナーバスになっているのであった。
官邸での会合後に島らと眞鍋は
会食する予定だったのだが、
急きょ世話になった政治家が亡くなった為葬儀参列のために会食は欠席した。
そして、眞鍋は葬儀参列のため岡山におり、
葬儀まで待機していた時のことだった。
尖閣諸島で領海に侵入した
中国の監視船と海上保安庁の巡視船が接触し小競り合いが生じたという。
そのため、葬儀参列も急遽キャンセルとなり
即座に安全保障会議を開くため関係大臣を集め、一番早い便で東京に戻らなければいけなかった。
眞鍋の秘書は山本というものに葬儀に代理で出席するように指示。
準備していた香典を持って山本は葬儀に向かった。
山本は葬儀会場の受付で眞鍋の代理で
急遽来られなくなったため来たと伝え、香典を渡してしまう。
その姿をあろうことか敵陣営の人間であろう人物に見つかり画像をこっそり撮られてしまう。
『会長島耕作』感想と次回の予想
政治家が結婚祝いや香典を渡すことは原則禁止されているが、もし眞鍋首相が自ら葬儀に参列し自ら香典を渡した場合は罪に問われないこともある。
しかし、今回の場合代理の者が香典を渡すことは明らかに罪に問われる行為である。
明らかな失策となってしまう。
くだらないエラーなのだが、次回の話ではこの辺の揚げ足がとられる。
なんとも悔やまれる痛手だ。