漫画雑誌のビッグコミックオリジナルで連載中の前科者【第23話】のネタバレを紹介します。

23話は、2019年1月20日発売のビッグコミックオリジナルに掲載されました。

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立場の弱い人間が抱える問題に、
主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。

保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは
何であろうか?本作は現代日本が抱える問題を
掘り下げる本格ヒューマンドラマです。

 

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前科者【23話】ネタバレ!最新話の漫画

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23話 測定不能な距離

 

保護司の阿川佳代の今回の担当は、

覚せい剤取締法違反で執行猶予判決を受けた田村多美子である。

 

覚せい剤の依存症は精神力で克服できるものではない、依存により脳そのものが普通の状態ではなくなっているわけで、そういう意味では病気であり、医師の治療対象になるものである。

 

治療と言っても脳の状態は死ぬまで変わらないので、死ぬまで直し続けなくてはならない病気なのだ。多美子は劣悪な環境で育ったせいで、人との距離が取れない。

 

今日も自分を卑下しすぎて、佳代をイライラさせる。ついそのイライラを口に出してしまい、多美子に言い過ぎたと謝った。

 

翌朝、佳代の仕事の新聞配達をしていると、多美子が手伝いたいと言ってきた。

 

初めは断ったが、二人で新聞配達をしていると色々わかってきた。多美子は“経済”と言う字が読めない。小学生の頃、家では新聞を取っておらず、母親の恋人のスポーツ紙を学校に持って行って、記事がエロいと散々いじめられた。

 

今から新聞を取ることを勧めたら、必要ないという。

 

取ったところで、読めないから。

それは確かにその通りである。もう一つ分かった事がある。多美子は自転車に乗れない。自転車の練習を薦めた。ペダルの漕ぎ方、足の置き方、手を取り教えた。

 

よろよろしながらも、少し乗れるようになった。そして練習したいからと、佳代の自転車を借りていった。

 

その夜、みどりと話した。みどりは、同じ前科者だからか、多美子のことを良く理解している。多美子は日常的にそばにいた”鬼“の事はよくわかっているが、家族や友達が分からないのだという。

 

家族や友達とどのように付き合えばよいのか、どの距離感を保てばよいのかが分かっていないのだという。その佳代とみどりが親しそうに、楽しそうに話している姿を、偶然多美子が見てしまった。

 

多美子は苦しみながら、繰り返しつぶやく「私の佳代さんを取るな、とるな、とるな!!」佳代さんが他の誰かと話しているのは、当たり前だ。そんなことは分かっている。

 

でも私だけの佳代さんでいてほしいのだ。

前科者【最新話】漫画のネタバレ!感想

佳代にとっては初めての経験である。みどりのアドバイスを受けながら、初めての薬物依存者の多美子の保護司を務める。見た目には何の異常もなく、普通に見える人間である。

でも、心の中は見えない。どれほどの闇を抱えていようと、異常性格者であろうと、自分の尺度では測りきれない人間であろうと。

 

多美子は、佳代とみどり二人の姿を見かけた結果、また闇の世界に入り込みそうになっている。自分がダメだと責め続ける。薬に頼らずにこの問題を解決できるのか、それともーーー。

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