もくじ

いよいよ物語も佳境を迎えてきた、「ドンケツ」

 

そんなドンケツの主要登場人物の若かりし頃を描いた「ドンケツ外伝」

 

まずは、なぜロケマサこと、沢田 政寿が「ロケマサ」と呼ばれるようになったのか?

 

今回はそんなロケマサの若かりし頃を、ロケマサが回想した話

 

 

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ドンケツ外伝1巻 1話「ロケマサ」のネタバレです。

 

最新話のドンケツ ネタバレ

 


 

話は、現在の北九州。

 

華月組の村松に呼ばれ出向いてきたロケマサとタツ。

 

 

 

最近、華月組に入った若者が喧嘩無敗の腕自慢なので、

 

噂のロケマサとタイマンを張りたいという。

 

 

 

村松はロケマサに小遣いを渡し、ロケマサの喧嘩を見たい為、

 

呼び寄せた。

 

 

若者はこのやり取りに腹を立てて、ロケマサと対峙する。

 


 

 

あっという間に若者に詰め寄るロケマサ。

 

 

 

その一瞬の動きにたじろいで動けなくなる若者。

 

 

そのあとは、いつもの通り相手を罵倒しながら、

 

どつきまわす。

 


 

 

決着はあっという間に、圧倒的に、一方的に終わった。

 

 

月輪会一の喧嘩馬鹿。

 

 

性格も一番悪い。

 

 

敵も多いが、意外と上の人間には気にいられる。

 

 

そんなロケマサの若い頃はこんな感じだった。

 

 

ロケマサ18歳。

 

 

弧月組に入りたての新人だ。

 

しかし、腕の強さはもう弧月組随一と言ってもよかった。

 

 

 

そのため、兄貴分と揉めることもしばしばだ。

 

極道社会は上下関係が全て。

 

 

 

一番下っ端が調子に乗ることは絶対あってはならない。

 

しかし、ロケマサは、

 

「強いもんが上になるんが極道の世界やろうが

 

そんならおまえら全員ワシの舎弟やねぇか」

 


 

 

弧月組の兄貴分たちはロケマサが気が狂っているとしか思っていない。

 

 

 

そこへ、ロケマサの教育係のツトムが間に立つ。

 


 

 

今日のところは自分の顔に免じて勘弁してやってくれと。

 

 

 

なんとかその場が収まったが、

 

兄貴分たちは、「組の会費だけは払わせろ」といいこの場を去っていった。

 

 

 

ツトムはロケマサと飯を食いながら話す。

 

 

なんで子分が組に会費を払わなければいけないのかと?

 

逆に子分に小遣いを渡すくらいじゃないととロケマサは話す。

 

 

 

 

ツトムは、組の為に働き、親のために働くのが極道だ、

 

親分に格好つけてもらわなければいけないとロケマサを諭す。

 

 

 

そんなしてたら子分は死んでしまうじゃないかと言えば、

 

ツトムはそういうときこそ、兄貴分の自分がいるんだと言った。

 

 

 

ツトムはあちこちから頭を下げて金を集め、

 

ロケマサに焼肉を御馳走する。

 

 

 

ついでに、会費分も渡す。

 

 

無理するなとロケマサは言うも、

 

いいから貰っとけとツトムいい、

 

ロケマサは「おおーありがたく貰っとく」と返事をした。

 

 

 

タツはこんな話を聞き、ツトムのことを凄い人だと褒める。

 

 

 

ロケマサもある意味凄い。しかも、少ししたらチャカシンの面倒も見始めるという。

 

 

そこへ、組に入った3年目あたりにロケマサは大失態を起こしてしまった。

 

 

 

 

それは、組の金をつかってロケマサが博打ですってしまった時の事だ。

 

 

 

 

組長の渡瀬を初め、組の上の人間は激怒する。

 


 

お前のしたことは単なる盗人ではない、

 

男の株を落とすクソ行為だと渡瀬は言い、

 

それでも、ロケマサは後で返せばいいと開き直る。

 

 

 

 

今後お前には重要な仕事を任せられない、

 

要するにお前の事を信用できないと渡瀬は付け加える。

 

 

 

そこへ、ツトムが現れる。

 

 

手には50万の金と、血がにじんだ布を持って。

 

 

ツトムのせいではない。

 

 

こんな悪童をよくここまで面倒見たと褒めてやりたいと、渡瀬は言う。

 

 

しかし、この責任は自分にある。

 

 

 

中途半端な教育をした自分のせいだと。

 

もうちょって待ってくださいと。

 

 

 

 

持ってきた50万と千切れた小指を前に土下座して詫びた。

 


 

 

「バカが…」

 

と渡瀬はいい、なんとか首の皮一枚つながったロケマサだった。

 

 

 

 

事務所の庭の掃除をしているロケマサの前に、

 

苛立っているチャカシンが向ってくる。

 


 

 

「おまえアニキになんてことしてくれるんじゃ

 

エンコ飛ばすのはおまえだろう」

 

といいロケマサに詰め寄る。

 

 

 

「ワシはなんも頼んでないわい」

 

と開き直ったロケマサにチャカシンはとびかかり、

 

二人は殴り合いを始める。

 

 

 

「やめい」

 

 

 

そうツトムは叫ぶと二人は喧嘩をやめた。

 

 

 

自分の声で喧嘩をやめた二人を見て、喜ぶツトム。

 

焼肉屋で食事をする3人。

 

 

ロケマサとチャカシンはなんでこんな問題ばかり起こす自分らの面倒をみてくれるのか、

 

不思議でならなかった。

 

 

 

ツトムは、自分が喧嘩も弱く、シノギもしょぼいと自分の極道としての才能を卑下する。

 

しかし、ロケマサとチャカシンのような

いいも悪いも

 

その極道として名を残しそうな存在になってほしい、

 

そうすればそんなすごい極道の兄貴分だと自慢できる。

 

 

 

そうなるんだったら、指の2,3本、腕だっていらないと語った。

 

「なんせお前らは俺にできた初めての舎弟だから」

 

と笑って言った。

 

 

 

その後、ツトムはシノギの調子が良くなり、若いながらも不動産を扱ったりもしていた。

 

 

そこへ、大口の仕事がツトムに舞い込む。

 

 

浮かれるツトムに渡瀬が声をかける。

 

 

 

そこには、月輪会の執行部の野口がいた。

 


 

 

実は、ツトムが扱った土地は関西の天豪会が絡んでおり、

 

野口はその話を中断させろと指示をする。

 

 

 

そして、ツトムは土地の商談相手に詫びを入れ、

 

仲介料やらもう発生しているからと困った顔をしているが、

 

ロケマサは文句があるなら、お前の上のヤクザを呼んで来いと凄む。

 

 



 

 

折角の大きなしのぎを失ったのと、自分のせいで天豪会の足場を作ってしまった、

 

ショックで頭を抱え込んでしまう。

 

 

 

そこへ、ロケマサは「100万くれ」

 

 

といいツトムから100万を受け取る。

 

 

 

 

その金で、汚い団地にある闇の武器職人に、

 


ソ連製のロケットランチャーを購入する。

 

 

 

そのロケットランチャーを天豪会の事務所にぶち込み、


 

 

事務所を木っ端みじんにしてしまった。

 


 

 

この一報を聞いた、当時の月輪会若頭であった宮本は、

 

天豪会に今後うちらの縄張り内にちょっかいを出すなと電話した。

 

 


 

 

ロケマサのしたことに驚くツトム。

 

 

これで当分天豪会も仕事ができないだろう。

 

 

 



 

 

ツトムは、自分のためにそこまでしてくれたロケマサを見つめる。

 

 

「ワシは舎弟の役目を果たしだけじゃ それが兄弟分ってもんやろうが」

 

 

そういい、ツトムが喜んだ。

 

 

 

しかし、ツトムはその後

 

娘が出来てカタギになり、

 

病気で亡くなった。

 

 

 

 

さすがのロケマサも死神を追い払うことができなかった。

 

 

 

ツトムの墓の前で、

 

タツは、ツトムがどこか自分に似ていると聞いたことがあった。

 

 

 

ロケマサもそれを認め空を見つめた。

 

 

「アニキ あんたが育てたこの沢田 政寿ー

 

後にも先にも心から兄貴と呼べるのはあんただけやからな」

 


 

と心の中でつぶやきツトムの魂を供養した。

 

ドンケツの立ち読みは・・・こちら

 

ドンケツ外伝ネタバレ 感想

 

ロケマサを含めてドンケツ主要登場人物の若い頃がみられ、なかなか面白い展開となる。

 

如何にして月輪会最強の男・「ロケマサ」が誕生した瞬間を読むことが出来る。

 

そして、何故ロケマサが親分子分などの組織のしがらみを嫌うのに、タツを舎弟にしたのかが今回の話で納得ができる。

 

そんなドンケツ外伝は、本編同様面白い作品である。

 

最新話のドンケツ ネタバレ