もくじ
週刊ビッグコミックスピリッツで連載中の『土竜の唄』
2018年19号4月9日発売の第601話のネタバレです!
作品内容
谷袋署百観音前交番に勤務する警察官・菊川玲二は、揺ぎない正義感を持った熱い男だが、まっすぐ過ぎるがゆえにやり過ぎてしまうこともしばしば。この日も「万引き少女に過剰な身体検査をしたコンビニ店長に対して拳銃を向けた」ということで、署長から呼び出しを受けることに。
すると署長の口からは、なんと玲二への懲戒免職勧告が飛び出して…!?常識の枠におさまらない潜入捜査官・菊川玲二が繰り広げる、いまだかつてない極道潜入伝説!! スリルあり、お色気あり、爆笑ありのネオ・ヤクザエンターテインメント!!
スポンサーリンク
『土竜の唄』第601話「ロープと絆」
パピオンを助けるために自ら首にロープを巻かれ船の外に投げ飛ばされた玲二。
パピオンに5分待ってろと
言われるからどんなことをしでかすかと思えば、とんでもないことをしでかすなと言われ、
やっぱ兄弟は面白いと感謝され、
パピオンより今置かれている状況からどのように脱出するか提案される。
玲二はまずはパピオンの傷の手当てを
しようというが、パピオンはそんな暇はない。
いますぐ操舵室に戻り船を戴き、
奇界島に行きシャブを船ごと海へ沈めると息巻く。
パピオンは玲二にアメリカンクラッカー方式で操舵室にもどるぞと言う。
パピオンは1971年に日本で大ブームになった
アメリカンクラッカーのようにお互いを叩きつけて、
お互いをはじけ飛ばし改めて船内へ戻ろうと画策する。
そんな難しいこと出来るのかと心配になる玲二。
パピオンは敢えて玲二に向かって言い放った。
「俺たちだから出来る!!」
そんな熱いパピオンの言葉に玲二は応える。
それでも、この作戦はとんでもなく難易度である。
お互いの脚力がよっぽど強くなければいけない。
しかも、パピオンの足は鋼鉄の義足である。玲二に非常に強い力が必要になる。
反動をつけお互いまずは軽く蹴りあう。
そして、徐々に大きく弧を描いてくる。
他の船の客たちはサーカスのショーでも
始まったのではないかと感動して二人の様子を見ている。
何度も何度もお互いの足を蹴り合わせていくうちに、
二人の軌道は大きくなっていく。
二人の動きを見ている客たちの歓声もさらに大きくなっていき、
ついに二人は人魚ちゃんが待つ船内に再び舞い戻ることが出来たのだった。
『土竜の唄』感想と次回の予想
クレイジーパピオンと玲二の阿吽の呼吸はいつもながら素晴らしい。玲二が潜入刑事でなければ本当にいいのにと毎回思ってしまう。
さて、次回はこの人魚ちゃんをどう二人は料理するのか?